センターラインには野球をよく知っている人を置くのがいいです。
それは特にショート・セカンドのカットプレーやカバーリングの動きや判断が複雑で難易度の高いポジションだからです。
では複雑なプレーの少ないセンターはいったいどういう選手を置くのが良いのでしょうか?
センターは難しい??どんな打球がくる?
外野のポジションでセンターはいったいどういう位置にありますか?
ライトとレフトに挟まれて守備範囲が広いイメージの強いセンターですが、どういう打球が飛んできますか?
ライトやレフトに比べるとクセの強い打球は少ないです。
引っ張った打球や流した打球は回転がかかっているのでスライスします。
レフトやライトはどっちの打者がどういう打ち方をしたからどういう回転で曲がり幅がこのくらい…と計算しながら落下点に走ります。
そして引っ張った打球は外野オーバーに、流した打球は手前にポトリと落ちる等前後にも振られますので、打球判断がかなり難しいかと思います。
しかしセンターはそういった回転のかかったクセのある打球は少なく、センターオーバーになるような大飛球もめったにありません。
その分、左中間や右中間への打球には全て捕りに行かなければならないので左右への振りが大きいです。
前後より左右に走れる人がセンターにいるとかなり安心できます。
センターの適性は足の速い人
そんな守備範囲の広さを求められるセンターですが、やはり足の速さというのが重要になってきます。
特に草野球に置いては外野の3つのポジションの内1人くらいは走れない人が入ることが多いです。
場合によってはライトとレフトも走れないことがあります。
そうなってくるとセンターが両翼をカバーしなければなりません。
左中間も右中間もセンターの守備範囲になります。
こうなってくるととにかく足の速さが必要なんですよね。
ということで判断云々より足が動く人がセンターを守るのがいいかと思います。
肩の強さも必要?
センターやライトを守る人は強肩なイメージが強いですが、果たして肩の強さって必須でしょうか?
もちろん強いに越した事はありませんが、本当にクロスプレーを制する送球というのは肩の強さだけではありません。
捕球してから送球するまでの早さとコントロールが重要です。
肩の強さはその次です。
草野球でセンターにタッチアップやバックホーム等でランナーを刺せるような打球が来るのって何試合に一度ありますか?
3試合?5試合?
そんな少ししかない機会のために強肩選手を置いて、仮に暴投したら元も子もありません。
確実にカットマンまで返球できるほうがいいんです。
そういう意味でも肩の強さよりコントロールが大事です。
これは外野手全般に言えることですけどね。
まとめ
センターの適性についてです。
外野手の中でもセンターは広い守備範囲を求められますので、足の速い選手を置くのがいいでしょう。
前後より左右に振られることが多いのでレフトやライトをカバーできる程の足の速さがあるとかなり安心です。
肩の強さ、送球の速さより、コントロールと捕ってから投げるまでの早さが大事です。
そういう選手が一人でもいるとチームとしての厚みが全然変わってきますね!
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