守備や走塁において1歩目の早さというのは非常に重要です。
あと一歩早ければセーフ、あと一歩早ければアウトというギリギリのプレーを制するためにはどういう一歩目を踏み出せばいいのでしょうか?
特にどっちの足を踏み出すのか?について考えてみましょう。
正しい一歩目を踏み出せばスピードが変わる
一歩目の重要性については多くの指導者が口酸っぱく言っていることかと思います。
守備ではその一歩目を踏み出せなければバウンドが合わないということもありますが、ここでは判断という面での一歩目については置いておきます。
速度がゼロの状態から加速しトップスピードに素早く入る。
そのために一歩目をどう踏むかというのが重要になります。
どっちの足を出すのがいい??
進行方向に対して体重を地面に伝えて加速するという一連の動作の中で、何が1番大きな影響を及ぼすでしょうか?
それは一歩目の踏み出し足です。
みなさんはどちらの足を出しますか?
多分バラバラなんじゃないですかね。
というのも人それぞれ得意な一歩目があります。
人それぞれ体格や骨格、筋肉の付き方等ボディバランスは違い、それにともなって重心の位置や得意な体の動かし方というのも違います。
こういった違いを分類化した理論を4スタンス理論と言いますが、4スタンス理論によりますとどちらの足を踏み出すのかというのも得意な足、不得意な足があるということです。
4スタンス別踏み出し足の適正
踏み出しの適正はつま先体重のA1、A2とかかと体重のB1、B2で分かれます。
つま先体重のA1、A2の人は進行方向側の足を一歩目に踏み出します。
この時上半身を引っ張られるようなイメージで体重を傾けて行けばスムーズに踏み出せます。
かかと体重のB1、B2の人は進行方向の逆側の足で一歩目を踏みます。
この時進行方向側の足の膝は進行方向へ向けるようにし、一歩目で体を押し出すように踏み出します。
この踏み出し足の違いだけでトップスピードに素早く入れるかというのが変わってくるわけです。
これは走塁でも同じで、盗塁する時やスタートを切るときにどちらの足を出すか?というところですね。
この踏み出し足からスタート出来れば同じく素早くトップスピードに入れますので、自分の踏み出し足を理解し無意識に踏み出せるようにクセ付けるといいでしょう。
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まとめ
一歩目の重要性というのは守備や走塁において常に言われていることかと思います。
いかに素早くトップスピードに入れるかと言うのに一歩目の出し方はかなり影響してきます。
特にどちらの足から踏み出すか?というのが重要です。
4スタンス理論によりますと、つま先体重のの人は進行方向側の足、かかと体重の人は進行方向の逆側の足で一歩目を踏み出すと体重移動や足の運びがスムーズになり、すぐにトップスピードに乗せることができます。
是非確認してみてください!
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