久保田スラッガーさんのグローブは草野球ではもちろん、プロ野球選手も高校野球の選手も幅広く使われている有名ブランドです。
特に内野手用のグローブはかなり評判が良く、多くの内野手が使用しています。
そんな久保田スラッガーさんの内野手用グローブの扱いやすさの秘密について紹介したいと思います。
久保田スラッガーとは?
久保田スラッガーさんは久保田運動具店として1936年に創業されたスポーツブランドです。
バットやスパイク、バッティンググローブやウェア等一通りありますが、特にグローブについてはかなりの人気があり、契約選手も多数います。
現役選手の有名どころで言えば、阪神タイガースの鳥谷選手や、楽天イーグルスの浅村選手、日本ハムファイターズの中島選手等がおります。
さらに過去に使用していた選手は読売ジャイアンツの坂本選手、中島選手、西武ライオンズの松井稼頭央選手、東京ヤクルトスワローズの青木選手等スター選手揃いです。
契約上使用できない選手がラベルだけ交換して使用している例も多いです。
投手用や外野手用ももちろんありますが、その中でも内野手用のグローブは非常に評判が良く、軟式硬式問わずアマチュアの選手にも人気があります。
なぜ久保田スラッガーさんのグローブは人気があるのか?
その人気の理由は他のメーカーのグラブにはない秘密にありました。
革が柔らかく自由な型を付けることができる
久保田スラッガーさんのグローブの最大の特徴は非常に革が柔らかく、自由自在に型付けすることができるという点です。
通常のグローブは親指、小指付近に関節を作りポケットを包むような型を付けるのが一般的ですが、久保田スラッガーさんのグローブは指一本一本の関節を動かすことができるくらい自由が効きます。
多くのグローブは親指と、それ以外の指を操作するようなイメージです。
久保田スラッガーさんのグローブは指をバラバラに動かせるようなイメージです。
この素手感覚のような自由度の高い操作性は、球出しに非常に影響します。
いわゆる当捕りに特化した型にすることができます。
これが人気の秘密ですね。
このように自由度の高い操作性を創り出すため、硬式用、軟式用共に革は薄く作られています。
また、革の表面にコーテイングのされていない素の革が使われていますので柔らかさの反面耐久性に欠けます。
しっかり手入れすれば大丈夫ですが、コーテイングされた革に比べるとカサカサになりやすいかと思います。
久保田スラッガーさんのグローブは特にセカンド、ショートの球出しの早さが求められるポジションには扱いやすいグローブです。
上手な内野手は久保田スラッガーさんのグローブを使っているイメージが強いですね。
ぼくも久保田スラッガーさんのグローブはかなり気に入って軟式グローブを何個も使用してきましたが、めっちゃ使いやすいです。
湯もみ型付けのパイオニア
当サイトでも何度か紹介してきました湯もみ型付けですが、これを一番初めにやり始めたのが久保田スラッガーさんです。
今や湯もみ型付けは色んなスポーツ店でもぼくのような個人でもしている程メジャーな型付け方法となりました。
15年前くらいまではあまり世に出ておらず、カッチカチのグローブを毎日もみもみして柔らかくしていたもんです。
久保田スラッガーさんのグローブは湯もみを推奨しているので、湯もみありきでグローブを購入するのがいいかと思います。
デメリットはあるの?
そんな使用しやすい久保田スラッガーさんのグローブですがデメリットはあるんでしょうか?
正直言ってあります。
まず一つが柔らかさに特化しているが故、耐久性に欠けるということです。
久保田スラッガーさんのグローブの革は柔らかく操作性を重視するため革の表面にコーティングをしません。
通常グローブは芝や土上で使用する為水分や汚れに対して強くするためのコーティングをするんですが、これをせずに革本来の状態で手になじませる素上げの状態の革を使用するのが久保田スラッガーさんです。
そのため、素早く手に馴染み操作性も抜群な反面耐久性に欠けるというのが欠点として挙げられます。
しかし過去に使用していた久保田スラッガーさんのグローブはしっかり手入れをしていたというのもありますが全然しっかりしていたと思います。
毎日使用したりするとその差が出てくるんでしょうか?
あともう一つ上げるとしたらやや革が薄いように感じますので硬式グローブで硬球を捕球する時に少し痛い?かもしれません。
おすすめの型番は?
色々な種類の型がありますが、その中でもおすすめの型番を紹介します。
それはLS7という型です。
昔松井稼頭央選手の使用していたグローブの型番ですが、これが非常にいいんです。
ショート用・オールラウンドというのもあり、サイズも大きすぎず小さすぎず、内野手用としては非常に扱いやすい大きさです。
さらにポケットも程よく浅く、操作性は抜群です。
坂本選手や中島選手もこの型を使用していたみたいです。
非常に人気で市販のモデルとしても売っていますのでよかったらチェックしてみて下さい。
ちなみにぼくが使っていたオーダーのものを紹介しておきます。
これもLS7の型番です。
納期も割と早かったと思います。
あと何気に人気なのがトレーニンググラブですね。
全体的にかなり小さめにできていますので、ノックの時はこれを使っている人もいます。
値段も安いので気になったら使ってみて下さい。
まとめ
久保田スラッガーさんのグローブは特に内野手に人気を集めています。
その秘密はコーティングをせずに素上げの状態の革を使用することで柔らかく操作性が抜群にいいことです。
その操作性から当捕りにも特化した型を付けることができます。
しかし素上げ状態の革を使用しているので耐久性にやや劣るかもしれません。
おススメの型はLS7という松井稼頭央選手の型です。
よかったら探してみて下さい♪
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