球速の速いピッチャーになるとどうしても振り遅れて詰まってしまう人も多いかと思います。
しかしピッチャーの球が速いからと言って打てないというわけではありません。
いくつかのポイントを改善すれば速球にも対応できるようになります。
振り遅れる原因と対策について考察していきます!
振り遅れる原因とは??
振り遅れる原因とはどういったものがあるでしょうか??
タイミングの取り方?
スイングの速さ?
色んな要素はあるでしょうが、コンマ一秒を争う世界ですので少し改善すれば意外とすんなり打てたりもします。
ピッチャーの球速が10キロ速くなると、キャッチャーのミットに収まるまでの時間が0.03秒程速くなります。
だいたい
120キロ 0.50秒
130キロ 0.47秒
140キロ 0.44秒
くらいです。
となるとタイミングの取り方等を変えて0.0何秒を微調整するのは非常に困難な話ですね。
と言うことで、もう少しミクロな話で変えていく必要があります。
色々細かいポイントがありますが自分の合った改善方法があるか試してみて下さい。
これでもまだ降り遅れるようでしたらタイミングの取り方が少し違うのかもしれません。
バッターボックスの一番後ろに立つ
まず一番に動かすのはバッターボックス内での立ち位置です。
差し込まれないようにするためにはできるだけ後ろに立ちましょう。
合成感すごいw
ルール上バッターボックスのラインを踏んでいたら問題ないので、軸足の一部が外に出ていてもOKです。
イチロー選手なんかはメジャーの速球に対応する為軸足はバッタボックスからキャッチャー寄りにはみ出して構えます。
これで速球にはある程度対応できるようにはなります。
しかし後ろに立つということは変化球の曲がり幅が大きくなりますので、その辺は要注意です。
バットを短く持つ
立ち位置を変えても振り遅れるなら、バットを短く持つようにしましょう。
グリップから指2~3本程短く持つだけでだいぶ変わってきます。
数センチの差かもしれませんが、バットの軌道というレベルで考えると短くコンパクトな軌道になりますので、速球に対応できるようになります。
しかしミートポイントが数センチ移動しますので、微妙な感覚が変わります。
またグリップエンドが手に引っかからずに振りにくい人もいるでしょう。
ぼくは以上の理由でバットを短く持ちたくないので、普段から短めのバット(83㎝)を使用しています。
ちなみに短く持ちすぎるとバットが振れなくなります。
いましたよね、短く持ちすぎてインコース打つ時グリップがわき腹にめり込む人w
テイクバックの動作を省く
バッティングの基本ですが、トップを作る時テイクバックをします。
この動作を割れと言いますが、一度後ろ側に引くためスイングの始動が遅くなり振り遅れている可能性があります。
コンマ数秒の世界ですので、この微妙なズレが命取りになります。
しかし割れを作らないと力強いスイングができませんのでしっかり割れは作らないといけません。
構えの時点で最初からトップを作ってテイクバックの動作を省くことで、スイングの初動が速くなり振り遅れないようになります。
(クオ・スタンス)軸足を内旋する
スイングは下半身始動で始まり上半身、腕、バットと連動していきます。
下半身の回転がスムーズに始動しなければそれ以降の動作にも遅れが生じてきます。
下半身を素早く始動させ腰を回転させるためには軸足を内側に入れるといいでしょう。
ややオープンスタンスにしてもいいでしょう。
軸足を内側に捻ることで骨盤の角度が微妙に変わりますので、回転がスムーズになります。
インコースを上手くさばくためのコツで紹介した話ですが、ヘッドを走らせることで振り遅れないようにする点では同じですね。
腰の回転が速くなりすぎるとアウトコースの対応ができなくなる可能性がありますので、そこは注意してください。
軸足に体重を残して呼び込んで打つ
体がボール一個分前に移動すると体感速度は3キロ速くなると言われています。
ということは前にスウェーしながら打つと振り遅れや詰まる原因ともなります。
重心が前に移動してしまっています。
長距離打者の打ち方でもある軸足に体重を残して呼び込んで打てば振り遅れにくくなります。
前側の足はただ置くだけと言うくらい軸足に体重を乗せます。
この軸を中心にスイングをします。
頭の位置ですが、常に軸足のつま先の上に頭があり移動していません。
呼び込める分振り遅れにくくなります。
まとめ
速球に振り遅れる人はほんの少しの改善で対応できるようになるかもしれません。
ぼくがこれまでやって効果があると感じた改善ポイントは
・バッターボックスの後ろギリギリに立つ
・バットを短く持つ(短いバットを使う)
・構えの段階でトップを作っておく
・軸足を内側に入れる
・軸足に体重を残して呼び込んで打つ
以上です。
よかったらこの中で自分に合うものを探してみて、使って下さい!
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