吉田正尚選手のホームランを生で見てきました。
吉田選手は身長173㎝と、プロ野球選手としては小柄な体格ですが恐ろしい打球を放ちます。
大柄な選手や外国人選手を差し置いて四番に座り、とんでもない飛距離のホームランを打ちます。
その秘密はなんと言っても大きなフォロースルー。
フォロースルーと飛距離についての考察です。
ほっともっとフィールドに行ってきました。
ほっともっとフィールドで行われたオリックスvsライオンズの試合を観戦してきました。
序盤は緊迫したロースコアゲームでしたが、途中ロメロ選手と吉田選手の2本のホームランでオリックスがリードし、勝利しました。
その中でとても印象的だったのが吉田選手のスイングです。
低い弾道でライトスタンドに放たれたホームランは非常に打球速度が速く、見ごたえのあるホームランでした。
そんな吉田選手のスイングについて考えてみましょう!
小柄な吉田選手が飛距離のある打球を飛ばせる理由
吉田選手は身長173㎝と小柄です。
しかし全体的に筋肉量は多く、特に太ももはとんでもない太さです。
こういった筋肉からできるパワーをスイングにしっかり乗せることができているからこそのあの飛距離だと言えるのでしょう。
本当に太ももの筋肉がえぐいですw
人間の体は腕より足の筋肉の方がかなり大きくできています。
いくら上半身の筋トレをがんばっても、下半身の力には敵わないのです。
上半身だけムキムキの外国人が手打ちしてもたいした飛距離は出せません。
野球のスイングは下半身のパワーを上手く連動させてバットに伝えることでスイングスピードを上げ、その結果飛距離を生むことができます。
そしてぼくは、その連動を上手く行かせる秘密は大きなフォロースルーにあると考えます。
大きなフォロースルーが大事な理由
大きなフォロースルーが特徴の長距離砲はもう一人います。
ソフトバンクホークスの柳田選手ですね。
この二人のフォロースルーはかなり大きなフォロースルーだと言えます。
二人のスイングを見ているとスイングのベクトルが前を向いていることがわかります。
つまり前へ押し出すように大きく振っているということです。
これは非常に重要なことです。
多くの人がインパクトの瞬間に最大にパワーを出せるようにと、そこに標準を合わせてスイングします。
その結果力みが生じたり、手首をこねたりします。
これではインパクトの瞬間に最大スイングスピードは出ません。
対してフォロースルーを大きく取る二人はもっと先、つまり前方方向に大きくスイングすることを意識する為、インパクトの瞬間に無駄な力みが無く脱力に近い状態でスイングができています。
これがスイングスピードを速め、その結果飛距離が出せることに繋がります。
フォロースルーを大きく取る際の注意点
ここでフォロースルーを大きく取る際に注意することがあります。
まず一つ目は、フォロースルーを大きく取ることを意識しすぎるあまり、体が開いてしまうことです。
体が開くと大きなパワーロスに繋がりますし、変化球への対応ができない等デメリットが出てきてしまいます。
フォロースルーを大きく取ることと体が開くことは全然違います。
体は開かず肩を残しつつスイングを前方に大きく取る意識が必要です。
2つ目の注意点は腰の故障です。
下半身のパワーを最大限スイングに出すということは腰が大きく捻じれるということです。
この衝撃を全て受けると腰が故障する可能性があります。
無理にロックせず、逃がしてやる必要があります。
吉田選手はフィニッシュを片手で終わらせることがありますが、これも一つの工夫ですね。
両手でフィニッシュすると腰に負担がかかるのでそれを逃がすために片手でフォロースルーをするということです。
吉田選手と柳田選手のフルスイング比較
どうでしょう?
二人ともかなりのスイングスピードですね!
柳田選手なんかヘルメットが取れてますw
イメージ的には吉田選手は体の軸回転を利用してスイングスピードを出しているため、リストターンは弱めです。
対して柳田選手は体の回転+リストターンでスイングしているように見えます。
どちらがいいとかはありませんが自分の体に合うスイングをしてみてください!
まとめ
体が小さくてもスイングスピードを出せれば打球は飛んで行ます。
フォロースルーを大きく取ることでインパクトで最大にパワーを引き出すことができ、それが飛距離につながります。
体を素早く軸回転をすることで下半身の力を最大限に引き出し、前方に大きくフォロースルーを取るというのが吉田選手のスイングの良いところです。
真似してみてはいかがでしょうか♪
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