野球初心者が野球を早く上達するためには何が必要でしょうか?
完璧な打撃論?最高の指導者?
それらがあればもしかしたら簡単に上達することができるかもしれません。
しかし一番重要なのはそこではなく、もっと大切なことなんです。
野球初心者が最短で上手くなる方法とは?
野球初心者がすぐに上手くなるにはどうしたらいい?
草野球をしている大人でも、少年野球をしている子供でも未経験の人が野球にチャレンジする時に思うでしょう。
うちのチームには30代後半(40代?)になってから野球を始めたおっちゃんプレーヤーがいます。
お世辞にも運動神経が良いとは言えませんが、未経験草野球人としてはかなり上手い方だと思います。
ヒットも打つし、フライも捕る、ピッチャーだってします。
下手するとその辺の経験者より上手いかもしれません。
何かをはじめるのに年齢なんて関係ないんですね。
この方以外にもぼくはこれまで色んなチームで野球未経験者のプレーヤーと一緒にプレーをしてきました。
そこでみるみる上手くなっていく人、いつまでも同じレベルの人の違いをよく観察してきました。
そこにはある共通点があるのかなと思い、すこし考察してみたいと思います。
野球初心者に陥りがちな間違い
まず初めに言っておきますが、これをしたら野球が一瞬で上手くなる方法というのはないです。
楽をして上達しようという考えは持たない方がいいでしょうね。
この考え方を持っている人は色んな情報を集めます。
初心者 野球 上手くなる方法
ポチっとな
検索したらたくさん出てきますよね。
世の中には色んな情報(ぼくのサイトも含めて)がありますが、そのどれもが本当であり嘘でもあります。
例えば
野球未経験者が○○をするだけで3割打てるようになる秘密の打ち方
とかありますが果たしてそうでしょうか?
非常に魅力的なタイトルで、食いついてしまいそうになりますがそんな打ち方なんてありますかね?
多分この打ち方を完璧に再現しても結果は出ません。
なぜならこういった打撃論や方法等は人それぞれ合う合わないがある上に野球初心者が向き合うべきはそういったものではなく、もっと大切なものだからです。
未経験者が理論や技術だけ取り入れてもなかなか上達できないのは理由があります。
基礎がないとどんな理論も意味がない?
未経験者が早く上手くなろうと、上達の近道をしようとして忘れがちなのは基礎です。
基礎と言ってもぼくが思う基礎というのは基礎体力や筋力ではなく、野球をしている時間だと思います。
キャッチボールでも、バッティングセンターでも野球と触れ合う時間が足りてないとそこにどんな方法を用いても上手くなりません。
未経験でも上達していく人のほとんどがこの野球に触れる時間が長い傾向にあると思いました。
冒頭で紹介したおっちゃんも、年間90試合以上活動しているチームにいるから野球に触れている時間が長いんです。
この野球に触れている時間こそが野球が早く上達する秘密なんじゃないかなと思います。
もちろんバッティングでもピッチングでも守備でも同じだと思います。
野球と自分のデータを集めよう
ではなぜ野球に触れ合う時間が長いと上達するのが早くなるのか?
それは野球というスポーツのデータがどんどんインプットされていくからです。
例えば
- ボールの跳ね方、転がり方
- どう投げたら強い球が行くのか?
- バットのどこに当たれば、どんなスイングをしたら飛ぶのか?
といったもの。
さらには自身の問題点も見えてきます
- 速球に振り遅れてしまう
- 変化球にバットが当たらない
- フライを捕るのが苦手
- コントロールがつかない
こういったデータの確保と問題点の抽出があり、これらがあり初めて野球理論が活きてきます。
多くの人はこのデータが足りてません。
初心者の打ちは質より量が大切なのかなと個人的には思います。
なかなか練習時間のとれない草野球人は効率を考えて質を取るかと思います。
その考えが間違いとは言いませんが、量をこなすと確実に経験として蓄積されます。
草野球未経験でもホームランを打ったケース
前のチームにいた未経験者は小さな体格でも柵越えホームランを打ちました(95m~100m程)。
野球理論等に興味のない人でしたが、彼の手は高校球児よりもたくさん豆ができてました。
毎日のようにバットを振っていたそうです。
内野未経験でも上達したケース
実はぼくもこれに近い経験があり、内野ほぼ未経験だったぼくが死ぬほどノックを受けて今は内野手として活躍できています。
当時ゴロが怖くてしかたなかったんですが、毎日会社の野球好きのおっちゃんにノック打ってもらったり壁当てをしているうちに上達することができました。
毎日約100球を雨の日以外(雨でもやってたことありますw)毎日、4年間続けました。
何十球も摩擦でボールが軟式テニスのボールみたいにツルツルになりました。
そのおかげで今では草野球から内野始めたと言うと一応驚いてくれますw
効果的な練習方法
データを集めるといってもどうやって集めたらいいかわからないという人も多いでしょう。
そこで誰でもできる簡単な練習方法を紹介しておきます。
何していいかわからない初心者はとりあえずこれをしていきましょう。
単純な反復練習
素振り、壁当て、ノックこういった単純な練習をとにかくひたすらやりましょう。
バットを振ること、ボールを捕球する、投げることにとにかく慣れていきます。
しかし惰性でやるのではなく、色んな意識をもって行うといいですね。
実戦を想定して行うとなおよしです。
バッティングセンターはお金がかかるのでしょっちゅう行くことは難しいですが、できるだけ動く球も打っておきたいところです。
【バッティングセンターの調整方】ただ打つだけより効果のある打ち方とは?
ものまね、フォームチェック
好きなプロ野球選手やチームメイトでもいいのでかっこいいと思う人のフォームをまねしましょう。
これも徹底的にまねるつもりでしてみてください。
スマホで動画を撮影して比較したりしてみてください。
【フォームチェック】野球が上達したけりゃフォームを動画で撮ろう!チェックすべき点は?
基礎ができたら色んな理論を取り入れてみる
さてとにかくたくさん練習してみたら次の段階です。
ここで初めて色んな野球理論に触れてみてください。
これまでのデータや経験があれば、色んな事に気付けます。
積み上げてきた基礎があるから色んな理論が活きます。
自分に合うものと合わないものを選べるようになります。
そうなってくると見え方が変わります。
正直野球の面白さが格段に上がると思いますよ!
まとめ
野球未経験者が最速で上手くなる近道ってなんでしょうか?
それはとにかく野球に触れることです。
誰でも打てる打撃フォームなんてありません。
色んな情報があり、色んな野球理論がありますが、未経験者はとにかく野球に触れ基礎を固めることが重要です。
野球や自分自身のデータを集めることでそういった理論は初めて活きるようになります。
地味ですし遠回りかもしれませんが、それが一番の近道だと思います。
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