先日チームメイトが試合中に投球骨折をしてしまいました。
投球骨折と聞いてもいまいちピンとこない人が多いかもしれませんが、草野球人をはじめみんなに起こりえる怪我です。
症状を理解してしっかり予防しないと野球人生が短くなるかもしれませんよ。
投球骨折=上腕部骨幹部骨折とは?
先日の試合中にピッチャーが投じた瞬間に異変が起きました。
ボキッという音と共にボールは明後日の方向に飛んで行き、腕がブランと垂れ下がりました。
明らかにヤバそうな状態で、そのまま病院に行くことになりました。
診断結果は投球骨折でした。
投球骨折と言う言葉を聞いたことありますか?
正直あまり身近な言葉ではないのでいまいちピンとこない人も多いかと思います。
しかし草野球人にも訪れる可能性がある恐ろしい怪我です。
以下投球骨折についてのtweetです。
別名上腕部骨幹部骨折とも言い、一般的に上腕骨(肩の下の腕の骨)が螺旋状に骨折する状態のことを言います。
酷い場合には開放骨折(骨が外に出てくる)になる場合もあり、非常に恐ろしい怪我です。
投球骨折の原因
投球骨折の原因は投球動作により上腕が強く捻られる事で負荷がかかることが原因とされております。
強く腕は振れるだけの筋力があり、投球フォームがキレイではない人に起こりやすいです。
プロ野球選手でもなりますが、フォームのキレイではない草野球人の方が起こる可能性は大きいです。
もちろんピッチャーだけでなく、投げる機会のある人は全員起こりえます。
疲労等は特に因果関係は直接的にはないとされています。
恐怖ですよね…
投球動作の他にも腕相撲で負けそうな時に無理な態勢で力を入れたりすると上腕部骨幹部骨折が起こります。
投球骨折の治療法、完治までどのくらいかかる?
骨折の仕方にもよりますが、治療は主に二種類。
軽度の場合はギプス等で固定して治す保存的治療、重度の場合はプレートや髄内釘を入れる手術的治療が必要になります。
しっかりと骨がくっついて、骨折箇所付近の血管や筋肉が再生されてからリハビリ期間を要し、再度投球するまでは症状にもよりますが数か月から半年以上はかかります。
当然いきなり思いっきり投げれるはずもないので徐々に調子を上げていきながら調整していく必要があります。
投球骨折の予防、再発を防ぐには?
投球骨折は疲労等はあまり関係ないとされていますので、問題は投球フォームに大きく関係しています。
もともと野球における投げる動作は上腕骨を捻転させる動作がありますので、負荷がかかっているのは当然のことなんです。
しかし、アップ等をせずにいきなり思いっ切り投げたり、正しいフォームではなく無茶なフォームで投げる事で投球骨折が起こります。
腕だけで投げたり、変な捻り方をしていると思わぬところに負荷がかかりすぎている可能性があります。
心当たりがある方はチームメイトにフォームチェックをしてもらう等して事前に負荷のかからないフォームに矯正した方がいいかもしれませんね。
投球骨折の予防としてできることは、しっかりアップをすることと、正しく負荷の少ないフォームを身に付けることです。
これにより投球骨折の予防、再発を防止させることができます。
投球骨折をYouTuberの方の動画です。
怪我の瞬間の衝撃映像もありますので、怖い人は見ない方がいいかもしれませんね。
まとめ
草野球人の誰にでも起こりえる可能性があるのは投球骨折と言う怪我です。
投球骨折は上腕部骨幹部骨折とも言われており、投球動作の際に上腕が捻転されて負荷がかかり、上腕骨が螺旋状に骨折する症状のことを言います。
アップ不足や無理な投球フォームで投げる事で上腕に負荷がかかりすぎる事が原因とされています。
治療は軽度なものなら保存的治療で済みますが、重度なものなら手術的治療が必要になり、完治までは数か月~半年以上は必要になります。
負荷の掛からない正しいフォームを身に付けることと、しっかり入念にアップすることで投球骨折は予防することができます。
みなさんも気を付けて下さいね!
コメント