草野球、いや軟式野球では1点の取り方と言うのが非常に大事になってきます。
硬式野球よりもロースコアゲームが多く、1点を争う展開が多くなります。
そんな中確実に1点を取るためには様々な作戦がありますが、今回珍しいインパクトゴーという戦術を紹介します。
軟式野球は1点勝負??
軟式野球はロースコアゲームが多いです。
特にA級や一部のようなレベルの高い野球では一つのエラーで勝敗が決まるような展開も多く、いかにチャンスをものにできるかというのが勝敗を分けることになります。
それより下のレベルではファーボールやエラーで結構点が入りますので、また全然違う野球になります。
さて、そんなロースコアゲームで重要になるのがノーアウト三塁、またはワンナウト三塁の場面での作戦です。
ここで1点取れるか0点で終わるかでは天と地ほど違います。
0アウト、1アウト三塁での攻撃
1番に思い浮かぶのは軟式野球で有効な作戦エンドランです。
軟式野球は叩きつけると大きく弾むためゴロを打てば三塁ランナーはセーフになります。
しかし軟式球がM球に変わり、バウンドが以前より弾まなくなったため、以前ほど有効な作戦ではなくなってしまいました。
次に思い浮かぶのはスクイズです。
M球に変わったことによる変化は特にありませんが、打者はバントで確実に転がさないといけないのでやはり難易度は高いですね。
軟式球はバントが難しいのでスクイズを避けるチームも少なくありません。
この2つの作戦はどちらもランナーがスタートを切るので空振りしたり小フライが上がった場合かなりの大参事になります。
クラブチームや企業チームのようにガッツリ練習しているチームならまだしも、月に何度か週末だけ試合してるチームにはエンドランやスクイズを確実に空振りせずに転がせる技術はなかなかないかと思われます。
インパクトゴー
そこで提案するのはインパクトゴーという作戦です。
この作戦は元名門大学の野球部にいたチームメイトから提案があり、今年からうちのチームで取り入れています。
インパクトゴーはエンドランほど攻めてはいないが、普通に打つよりは得点になる確率が上がる作戦です。
バッター
ボール球を打ちに行く必要はなく、自分が捉えられるボールをしっかりとスイングする。
ランナー
エンドランのようにスタートは切らず、大きめのリードを取る。
バッターがスイングし、バットにボールが当たった瞬間に迷わずスタートする。
という戦術です。
エンドランやスクイズのようにスタートは切らないので空振りしてもその場でアウトになる確率は減ります。
インパクトゴーの弱点
ランナーはバットにボールが当たる瞬間、打球判断はせずにスタートを切ります。
ちょっと迷ってスタートが遅れて間一髪アウトみたいなのがセーフになります。
しかしピッチャーゴロや内野への強いゴロやライナーでもスタートを切ることになりますので、その場合アウトになるのは避けられません。
エンドランやスクイズの空振りでアウトになるリスクをなくす代わりにホームがギリギリになるというようなイメージです。
でもこれ実際やってみると結構成功します。
守備は一度握り残ったり送球が少し逸れるとセーフになります。
ローリスクでどうしても1点が欲しい時に活躍してくれるかもしれない作戦ですね。
まとめ
軟式野球はロースコアの展開が多く、ノーアウト三塁やワンナウト三塁で1点を取れるかというのが非常に重要になります。
エンドランやスクイズでは空振りした時に大参事になりますし、普段練習していないのにいきなり本番で決めるのも難しい話です。
そこでおすすめなのがインパクトゴーという作戦です。
インパクトゴーはバッターは普通に打ちに行き、ランナーはバットにボールが当たった瞬間迷わずスタートを切るという作戦です。
エンドランやスクイズのように空振りのリスクはなく、普通より少し得点する確率が増えるという作戦です。
よかったら使って見てください!
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