バッティングで意見が分かれるのはどっちの腕を主導にして力を加えるか?という話題です。
ある指導者には引き手主導、ある指導者には押し手主導で教えられると何が何だかわからなくなります。
この主導腕について考えてみましょう。
バッティングは片腕主導?
バッティングは連続した動作が連動してはじめてバットスイングになります。
その中には力を効率的に伝える体の動かし方があります。
特にバットを持つ腕をどう動かすかというのは非常に重要です。
下半身から作り出したパワーをバットにしっかり伝えたり、細かいバットコントロールができたりするのは腕の動作で決まります。
バットスイングにおいては主導になる腕があります。
これが引き手(プルアーム・ボトムハンド)なのか押し手(プッシュアーム・トップハンド)なのか、人によって違います。
指導者はもちろんプロ野球選手でもバラバラです。
あなたはどっちの腕を主導にしてますか?
片腕で素振りする際どちらの腕でスイングした方がスムーズに振れますか?
4スタンス理論別の主導腕
人それぞれ骨格や筋肉の付き方はバラバラで、それによりバランスや動作の得意、不得意があります。
4スタンス理論は自分に合った体の動かし方を学び、それぞれのスポーツに活かしましょうという理論です。
もちろん野球においても色んな動作において体の動かし方があります。
バッティングもそうですし、この主導する腕についても4スタンス理論では向き不向きがあるとされています。
引き手主導か押し手主導かわかれるポイントはつま先体重かかかと体重かによります。
つま先体重のA1、A2は引き手主導になります。
引き手主導でテイクバックをし
引き手主導でスイングをします。
かかと体重のB1、B2は押し手主導です。
押し手でテイクバックをし
押し手でスイングをします。
ノックを打つ時トスを上げる腕はどっち??
ノックを打つ際にノッカーによってボールをトスする腕が違いますよね?
あれは主導する腕にバットを残した方がスムーズにスイングすることができるからです。
引き手主導の人は押し手でトスするとスムーズにノックできますし、押し手主導の人は引き手でトスするとスムーズにノックできます。
ノックが下手な人はトスをする腕が間違っているかもしれません。
逆の腕でトスをすればノックも上手くなる可能性もありますよ。
まとめ
バッティングにおいてスイングをする腕が引き手主導か押し手主導かで意見がわかれます。
4スタンス理論によるとつま先体重のA1、A2は引き手主導、かかと体重のB1、B2は押し手主導にするとスムーズにスイングできます。
ノックのトスをする腕を見ればある程度どっちの腕が主導かはわかります。
細かいバッティングの動作でさえ、向き不向きがあり本当に奥が深いですよね。
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