ヘッドスライディングというとどういうイメージですか?
甲子園の最後のバッターはヘッドスライディングをしますね。
実際ヘッドスライディングと駆け抜けるのはどっちが速いのでしょうか?
また普通のスライディングとヘッドスライディングではどちらの方がいいでしょうか?
考察したいと思います。
ヘッドスライディングとは?
ヘッドスライディングはベースに頭から飛び込んでいくダイナミックなプレーです。
しかし普通のスライディングに比べて怪我をする確率が6割も上がってしまうリスキーなプレーです。
怪我をしやすいのは腕や指で、足に比べると細く捻挫や骨折に繋がってしまいます。
確かに手を野手に踏まれたり、ベースに挟んだりと怪我がするような可能性はかなり増えます。
メジャーではヘッドスライディングはかなり頻繁に行われており、ヘッドスライディング用の手袋もあるそうです。
日本のプロ野球ではあまり見られませんね。手袋も走塁用の手袋はありますが、ヘッドスライディング用はまだありません。
駆け抜けかヘッドスライディングか
一塁への走塁に関しては駆け抜ける方がいいです。
というのもフォースアウトの場面でヘッドスライディングをするメリットがあまり無いからです。
タイム的には駆け抜ける方が速いです。送球ミスがあった際も次の塁に進みやすい態勢になります。
メリットがあるとすれば、士気が上がる、盛り上がるということと、審判がセーフにしやすいような雰囲気になる?ということです。
まあ審判もしっかり見てますんで雰囲気だけでセーフにすることもないかと思いますw
怪我のリスクも考えると駆け抜けの方が無難ですね。
足からではなく頭から行くメリットは?
タッチプレーになった際は、ヘッドスライディングが活きます。
まず、普通のスライディングに比べてヘッドスライディングはタッチする面積が減ります。
普通のスライディングなら、足から胴体にかけタッチをしやすいですが、ヘッドスライディングの場合腕か背中のみになり、タッチをかいくぐりやすくなります。
守っている方としても、タッチプレーの際に頭から突っ込んでこられるとかなりの迫力になりますので怯みます。
ミスを誘う効果もありそうです。
また、誰もが経験があることですが、スライディングの勢いが止めれずにベースを行き過ぎてしまったりすることもあるかもしれませんんが、ヘッドスライディングは手でベースをキャッチできますのでその心配もありません。
行き過ぎてタッチアウトになった時の情けなさったらないですからねw
怪我しないヘッドスライディングのしかた
まずヘッドスライディングはビビらないこと。
ビビッて減速したら意味がないですからね。
そして上から落ちるようにスライディングをするのではなく、飛行機の着陸のように低空飛行からヘッドスライディングに入ります。
その際に腕は伸ばし切らないこと。
腕を伸ばしてロックをかけてしまうとショックを吸収できず、怪我の原因になります。
少しヒジを曲げるような形でベースに手を伸ばすのが良いでしょう。
また、手首を真っすぐすると指を怪我する可能性が高いので、手首は立てておきましょう。
まとめ
ヘッドスライディングについていかがでしょうか?
一塁へは駆け抜ける方がいいですが、タッチプレーの際はヘッドスライディングした方がタッチをかいくぐりやすい等メリットがありますので、ここ一番の時は試みてみてもいいかもですね!
その際は腕を伸ばさず、手首は立てて勢いを殺さずに思い切ってやってみて下さい!
くれぐれも怪我だけは気を付けてくださいね!
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