草野球人って肩が痛い人やイップス等で投げれない人多いですよね。
これは学生野球と違って運動量が少ない草野球人にはしかたないことだと思います。
しかしそこで諦めずに地味な治療を続ければ再び投げられるようになります。
ということで地味な治療の続け方についてです。
痛くて投げれない肩も治ります!
先日こういったツイートをしました。
このツイートについて経験も踏まえて詳しくお話したいと思います。
草野球をしている人は投げる事において悩んでいる人が多いかと思います。
肩が痛い、ルーズショルダー、野球肩、イップス…
草野球をしている人は毎日野球をしているわけではないので、運動不足だったり肩の筋肉を含め筋力が低下しています。
それに加え、久しぶりの運動なのにアップ不足で試合に臨んでしまったり、若い時のように全力で投げたりすると当然肩に負担が掛かりますよね。
そして肩が痛いと悩んでしまうわけです。
しかし悩んでいても仕方ないです。
結論から言うとそう言った肩が痛いという症状はほとんど治す事ができます。
とは言えぼくは医者でもないので断言はできませんが、努力次第ではある程度の症状は治す事ができるはずです。
お医者さんが
『無理ですね、野球は諦めて下さい。』
と言わない限りは再び投げられるようになる可能性は確実にあります。
投げられないと野球は面白くない
投げられない野球って本当に面白くないです。
ぼくはツイートの内容の通り、数年前はセカンド(定位置)からファーストに山なりで投げるのがやっとでした。
原因は亜脱臼です。
亜脱臼とは脱臼までは行きませんが、投球動作の際に一瞬肩が外れて激痛が走る症状です。
ルーズショルダーとも言います。
これ正直言ってめちゃくちゃ痛いんです。
一度この痛みが走ると肩は上げられません、一週間や二週間はその痛みが取れないんです。
もちろんスイングもできません。
野球してても面白くないんです。
恐怖の方が勝っちゃいます。
ぼくは一生この痛みから逃げられないと、野球を辞めようとも思いました。
しかし今現在遠投だろうが何だろうが思いっきり投げて野球を心底楽しんでいます。
どうやって今に至ったか、治す事ができたかを説明します。
病院に行って相談する
とりあえずまずは病院に行きましょう。
整形外科が良いと思います。
レントゲンや場合によってはMRIを撮ってもらい自分の現状を知るのが一歩目です。
ぼくの場合、外的要因のせいでインナーマッスルがかなり損傷しているという診断結果でした。
インナーマッスルとは肩の細かい動作を安定して行うための肩の内側の小さな筋肉です。
ちなみにその診断がされる7年前に痛めてからずーっと野球してなかったので放置し、クセになり常に痛めっぱなしで半ばあきらめていた部分もありました。
『手術する?それかインナーマッスルの強化をするかどちらかだね。』
ということだったので、そこからインナーマッスル強化トレーニングを始めました。
これめちゃくちゃ地味なんです。
何度も心が折れそうになりました。
そもそもこんなことしていて本当に治るのか?治らないのでは?と不安にもなります。
ちなみにツイッターでコメントを頂いた方は腱板断裂&ベネット骨折(肩の下の方の骨)で4年まともに投げれなかった状態から2か月で遠投できるまで持って来ているそうです。
ぼくよりも重症で大変だったと思います。
素直にすごいです!
インナーマッスル強化トレーニング
インナーマッスル強化トレーニングはゴムチューブやペットボトル等を使って軽い負荷をかけるトレーニングです。
負荷が強すぎるとアウターマッスル(三角筋等)に刺激が行きますので、あくまで負荷は軽くしないといけません。
これめちゃくちゃ地味なんです。
全然効いてる感じしない。
気が付いたら高速で動かしちゃったりして、でもダメなんです。
ゆっくーり、ジワーっと暖かくなるくらいのスピードで刺激を与えます。
1㎜もしんどくないしやり甲斐もない。
多くの人がこのトレーニングに意味を見出せず途中で投げ出してしまいます。
しかし今だから言えます、このトレーニングは確実に意味があります。
継続と蓄積
とりあえず毎日このトレーニングを継続することにしました。
3か月、半年経つと徐々に痛みは消えていき、肩が外れることもなくなり再び全力で投げれるようになりました。
絶対に治らないと思っていた肩が治りました。
そこで初めてわかります。
このトレーニングは地味な努力の積み重ねで、少しづつ効果が蓄積されていくものだということを。
まあそうですよね。
努力って何事もそんなものです。
小さな積み重ねをいかに高く積み上げれるかです。
この場合埃のような成果の見えないトレーニングを継続できたから成果が出ただけです。
この継続こそが楽なようで一番難しいんですよね。
地味な努力を継続させるコツ
すごく大事なことです。メモって下さいねw
毎日する!
以上!
当たり前だと思いましたか?
いやでもこれめちゃくちゃ大事なんですよ。
毎日する。(絶対毎日する。雨でも風邪でも熱があっても毎日する。)
人間って基本的にサボってしまう生き物なんです。
三日坊主なんて普通の反応です。
例えば『週に3回する!』って決めたとするじゃないですか。
でも人間って
やれ今日はしんどいから明日に回そうだ、
やれ今日は飲み会だからやめとこうだ、
やれ今日は仕事が忙しいからやめとこうだ、
やれ…
やらない言い訳って無限にできるんですよね。
そうやって2日、3日休むともういっか!ってなります。
そうやって継続できない人多いです。
心当たり無いですか?
この言い訳を自分にさせないために毎日行うことが大事です。
最初はしんどい、めんどくさいと思いますが徐々に慣れます。
歯磨きやお風呂のようにルーティン化すればやっていないと落ち着かなくなり始めます。
そこまでくれば継続は簡単です。
毎日のルーティン化するまでが大変なんです。
インナーマッスル以外の要因は?
ぼくの場合外的要因が原因でしたが、人によっては投球フォームが原因で肩を痛める人もいます。
肩に負担が掛からないようなフォームで投げる事も非常に重要なことです。
チームメイトでアーム式の投げ方を治したところ肩が痛いのが治り、肩が強くなったという人もいます。
投げ方が原因だとすればインナーマッスルを強化したところで再発する可能性がありますので、しっかり原因を取り除く必要があります。
チーム事情で登板多過と言うのであれば監督と相談するなりして負担を減らしてもらって下さい。
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痛める前より肩が強くなる?
肩が治りある程度投げれるようになってくると感じる事があります。
あれ?なんか前より肩強くなってない??
実際ぼくは肩を痛める前より肩が強くなりました。
インナーマッスルは球速を上げるという話もあります。
が、おそらくインナーマッスルの強化だけでは球速は上がりません。
インナーマッスルとアウターマッスルのバランスが大事です。
どちらかだけが強くてもダメです。
アウターマッスルの強度にインナーマッスルの強度が追い付いてきたのなら球速アップの可能性は有るかと思います。
ぼく自身はインナーマッスルの強化が肩力の向上にどう影響したかはわかりませんが、確実に成果があったのはフォームの見直しです。
肩に負担のかからないフォーム、少ない力でボールに最大限の力を与えるフォームを調べて体現できるようにフォーム改造をしたことで投球のパワーやスピン量、回転軸等が傷める前より改善することができたのが原因のひとつです。
肩を痛めたことで自分のフォームの弱点を振り返ることができたのはいいきっかけだったのかもしれません。
徐々に慣らしていかないとイップスになる
小さな努力の積み重ねを継続していると徐々に痛みが和らいできて投げれるようになってきます。
しかしここで注意しないといけないのが、調子に乗って投げすぎないことです。
まだ完治したわけではなく、治っていく過程です。
ここで全力で投げてしまうとまた痛めてしまう可能性があります。
セーブして投げるようにしてください。
ここで我慢できないとまた痛めるかもしれないという恐怖心が芽生え始めるとイップスになります。
痛みが怖くて腕が振れないとなってしまうと、また投げれるようになるために一苦労がありますので、要注意です。
イップスは精神的な要因で筋肉が硬直し、正常な投球動作ができなくなる症状です。
特にトップの位置がおかしくなる等顕著な反応があればいいですが、原因がわからず悩む人も多いと思います。
まとめ
草野球人は肩が痛いという人が多いですが、ある程度の痛みでも治す事ができます。
(専門家ではないので断言はできませんが…)
肩が痛い人は病院で診てもらうのが一番ですが、そこで勧められるインナーマッスルの強化トレーニングは一見効果がなさそうに見えますが、継続すれば必ず効果があります。
問題は地味なトレーニングを継続するのがしんどいということです。
多くの人が効果がないとすぐに辞めてしまいます。
しかし毎日のルーティンにする等工夫して継続する事ができれば、再び全力で投げて野球を心から楽しむ事ができるようになるはずです。
肩が痛いと悩むより、今日から実践してみてはどうでしょうか?
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