ミズノさんのコンポジットバットの新シリーズディープインパクトです!
ミズノさんと言えば軟式野球の革命を起こしたビヨンドマックスシリーズが大人気でしたが、ここに来て新しいバットの開発に取り組んだ理由とはいったいどういうものなんでしょう?
またディープインパクトはどういうバットなのか?見て行きましょう!
ディープインパクトとは?
ディープインパクトはミズノさんの2019年の新商品のM球対応コンポジットバットです。
ディープインパクトの特徴としては
・打感を追求したカーボン製のバット
・多重管構造でウレタンを内蔵
・超トップバランス
・重めだが振り抜きやすさは抜群
・安い(二万円台)
というようなバットです。
ジャンルとしてはZETTさんのブラックキャノンやSSKさんのライズアーチによく似たコンセプトです。
弾きがよく初速を上げることで内外野の間を抜いていくタイプのバットです。
スペックは
83㎝ 710ℊ
84㎝ 720ℊ
85㎝ 740ℊ
全てトップバランスです。
ビヨンドと比較してどう?
ミズノさんと言えば軟式バット界の王者ビヨンドマックスがあまりにも有名ですが、なぜ全く違ったコンセプトのバットの開発に至ったのでしょうか?
ビヨンドマックスはとにかく飛距離を追求したバットです。
打球部にウレタンを巻くことでインパクトの際にボールではなくバットを変形させます。
すると軟球特有のボールの潰れによるパワーロスをなくししっかりとパワーをボールに伝えることができるというのがビヨンドが飛ぶ理由です。
しかし飛距離を追求するがゆえ、弊害として打感が失われてしまいました。
バットのどこで捉えても打感も音もしっくりこない、あまり好きじゃないという人は多いかと思います。(ぼくは全然気になりませんがw)
特に硬式上がりで軟式野球始めたての人なんかはビヨンドの感覚が許せないという人が多いでしょう。
そういった人達は別のメーカーのコンポジットバット、ZETTさんのブラックキャノンやSSKさんのライズアーチ等に流れて行ってしまっていたんです。
それをミズノさんが取りこぼすまいと開発したのがディープインパクトということなんでしょう。
より多くの野球人の期待に答えるミズノさん。さすがです。
ということでビヨンドマックスとディープインパクトは全然別物のバットです。
飛距離を求めるロングヒッターはビヨンドを。
打感や打球速度を求めるミドルヒッターはディープインパクトを使用するのがいいんではないでしょうか?
ディープインパクトの飛距離、打感は?
ディープインパクトを実際に握った感触としてはグリップが太く握りやすいんですが、かなりヘッド寄りのトップバランスでこれまでにないバットだということはすぐにわかりました。
ギガキング02ほどのトップバランスではありませんが、それに近いものを感じました。
でもすごく振りやすいんですよ。
重さも730ℊ~750ℊと軽いわけではないんです。
しかしスッとヘッドが抜けていく感覚はバットコントロールがしやすい証拠です。
あとデザインがかっこいい!
黒やグレーを基調としており、表面のキラッと光る感じがGOOD!
根元はマッドな質感で、全体的にまとまっててかっこいいです。
さて実際に打ってみるとわかるのはその打感。
ビヨンドのようなずっしり乗る感覚ではなく、一瞬で弾く跳ね返りの良さ。
ちょっと重めのカーボンの打球音。
めっちゃ気持ちいいですよ!
クセになる打感です。
ブラックキャノンと似ていると感じましたが微妙に違います。
内臓のウレタンの影響でしょうか?
多重管構造の内部にウレタンが配置されており、このウレタンが打球速度を上げるのに一役買っています。
飛距離はと言えばまあ正直そこそこです。
柵越えは可能ですが、詰まったり先っぽで柵越えというようなビヨンドのチートさはなく、詰まれば詰まったなりの、先っぽなら先っぽなりの打球が飛びます。
しっかり芯で捉えて角度が付けばレフト後方付近なら全然入るかなと言う感じです。
左中間や逆方向は無理です。
まあそれが普通なんですけどねw
しかしやはり打球速度はかなり速いです。ライナーであっという間に左中間最深部という打球です。
個人的には内臓ウレタンのおかげで幾分かビヨンドのような効果もあるんではないかなって思ってます。
ディープインパクトがおすすめ理由
ディープインパクトのおすすめな理由としてはその安さです。
正直2万円台でコンポジットバットなんて売れ残りの型落ちでないと買えません。
ビヨンドを始めほとんんどのコンポジットバットは4万円代です。
じゃあ安いから微妙なのかと言えば全然そんなことは無いです。
普通にブラックキャノンやライズアーチに比較しても引けを取らないくらいいいバットです。
ビヨンド等4万円代のバットには手が届かない人にはとんでもなくコスパの高いバットです。
まとめ
ミズノさんの新コンポジットバットディープインパクトです。
ビヨンドマックスとは違い、弾きがよく初速が上ることで間を抜いていくタイプのコンポジットバットです。
カーボンの多菅構造で、ウレタンが内蔵されています。
ジャンルで言うとZETTさんのブラックキャノンやSSKさんのライズアーチのようなタイプです。
ビヨンドの打感は苦手だけど長打は打ちたいという人におすすめです。
飛距離はそこそこですが、打感、初速振り抜きやすさは抜群にいいです。
是非試してみて下さい!
コメント