草野球によくあるのが送球エラーですね。
毎日練習している球児でも送球エラーをするので週に1回しか野球しない草野球人がするのはある意味当然のことです。
ではなぜ送球ミスをするのか?対策方法とは?について考察していきたいと思います。
草野球によくある送球エラー
冒頭に書いたとおり、草野球人は週に1回しか野球をしない人が多く、1試合で数回の守備機会で必ずストライク送球ができるとは限りません。
ボールを投げる感覚は1週間も空くと微妙に変わります。
しっかりアップせずに試合に入るとどうしてもそういったミスが出てしまうんですよね。
しかし送球ミスって結構試合展開の中で痛いんです。
- 打ち取っているのに…
- あと投げるだけだったのに…
- 簡単なゴロなのに…
こう言った感情がチーム内に漂います。
特にピッチャーはショックが大きいです。
送球エラーが重なると失点に繋がるだけではなく、流れを根こそぎ持っていかれる可能性もあります。
そういう意味でも送球エラーはなるだけ減らしたいところです。
では送球エラーになる原因とはなんでしょう?
なぜ送球エラーが起きる?原因と対策
送球エラーになる原因は様々あります。
そもそもイップスである場合は別問題で、根本をなおさない限り改善は難しいです。
![](https://makoto-bb.com/wp-content/uploads/2019/07/スライド1-2-160x99.jpg)
しかし、普通なら投げれるのに試合では送球ミスをする人は原因があります。
準備不足で気持ちが焦る
準備不足というのは守っている時の気持ちの準備です。
・こういう打球が来たらここへ投げる。
・強い打球はこう。
・弱ければこう。
とシミュレーションをすることが大事です。
打者、走者、アウトカウント、色んな状況が変われば投げる所も変わります。
1球1球確認をしながら守ることが大事です。
打球が来てからどこに投げたらいいか?と考えていてはもう遅いです。
ピッチャーが投げたあとはなるだけ無心状態でプレーできるようにしなければ、気持ちが焦り、焦りが送球ミスを起こします。
急いで投げすぎている
内野手で多いのが、急いで投げすぎているという状況です。
速い打球、遅い打球色んな打球があり、その全てを同じタイミングで投げる必要はありません。
特に速い打球は捕球してからあえて間を作りましょう。
具体的に言うと1塁へ数歩走るんです。
そうすると1塁方向への助走にもなりますし、投げる距離が短くなります。
つまり送球ミスの確率が減ります。
三塁の強烈なゴロは捕球してからマウンド付近まで走ってもアウトになります。
この間を作る余裕が大事なんです。
図で説明すると
その場で急いで送球するよりも少し走ってから送球すると一塁への勢いも付き、距離も稼げるというわけです。
もちろん詰まった遅い打球にはワンステップで投げなければなりませんので、打者走者が1塁に到着するまでの時間的感覚を覚えてある程度それを有効に使うイメージです。
ステップができてない
上手い選手、送球の安定している選手はステップが安定しています。
送球を決めるのはこのステップと言っても過言ではないくらいステップは重要です。
ステップの向きが明後日の方向を向いてませんか?
しっかり目的を向いてますか?
そして重心の位置も上下に振れていると送球が逸れます。
低い位置をキープして真っ直ぐにステップする。
これで送球は驚くほど変わります。
一度自分の送球シーンを動画に撮って見てください。
思ったよりできてないとか、想像した動きでないとか思うかもしれませんが、そこで課題を抽出できるはずです。
![](https://makoto-bb.com/wp-content/uploads/2018/04/04f86ea9c104d100d663feb8a9a65769-2-160x99.jpg)
![](https://makoto-bb.com/wp-content/uploads/2018/04/04f86ea9c104d100d663feb8a9a65769-2-160x99.jpg)
標的の奥を狙う
投げる目標を標的にするのではなく、その奥を標的にします。
例えば一塁に投げるのであれば、一塁手を貫通しての奥のブルペンまで直線で投げるようなイメージです。
そうすることで、送球が垂れてショートバウンドになったりせずに勢いのあるボールを投げることができます。
それはキャッチボールも同じで、常にそういった意識を持って投げることが大事ですね。
キャッチボールの時からそういうイメージをしていないと試合だけするのも難しいですし、感覚を養う意味でも常にそういう意識を持っておくといいでしょう。
あくまで山なりではなく矢のような送球をするのが前提になってしまいますが。
肩を壊している人、痛めている人はワンバウンドでも全然かまいません。
まとめ
草野球に多いのが送球ミスです。
送球ミスは失点に繋がるだけでなく流れを持っていかれがちなので、なるだけ防止したいところです。
送球ミスになる原因はこういったことが挙げられます。
- 気持ちの準備ができていない
- 焦って投げてしまう
- ステップができてない
その対処方としては
- しっかりどういう打球が来たらここに投げるという準備をすること
- 打球に応じてしっかり間を作って投げること
- しっかりステップを踏むこと
- 標的の奥を狙うこと
が挙げられます。
堅実な守備には確実なスローイングが付きものです。
送球に自信のない人はこういったことを意識して練習してみて下さい!
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