トップハンドトルク打法を取り入れて1ヶ月程が経過しました。
最初は戸惑いながらでしたが、だいぶ定着してきました。
まだ一か月ですが、明らかにバッティングが変わりました。
その結果や弱点等を報告したいと思います。
トップハンドトルクとは?
トップハンドトルクという打ち方はトップハンド(キャッチャー側の腕)で前に押し込むように打つことで強烈な打球を放つ事ができる打ち方です。
また、縦振りの要素も含まれていますので、打球が上がりやすく長打が出やすくなります。
MLBの多くの打者が取り入れており、今後日本でもメジャーな打ち方になっていくかと思われます。
控えめに言ってこんなにバッティングが急成長したことはないくらいの変化です。
そのくらい劇的変化がある打ち方かと思います。
体の開きや脇の開け方等、これまで常識とされていたこと真逆のことをするので最初は戸惑うかもしれませんが導入する価値はあるかと思います。
この打ち方したら監督に怒られた!
はい、そのくらいのリスクはありますので注意してください。
しかし体得すれば必ず結果は出るでしょう。
詳しくはこちらの記事で紹介しておりますので、よかったらご覧下さい。
トップハンドトルク導入で実際打てるようになったのか?
ではこの打ち方に変えて実際打てるようになったのか?についてです。
結果から言うとめっちゃ打てるようになりました。
この打ち方ヤバいかもしれません!
この一か月でホームラン級の当たりは3本、その他ヒットも含めて5割以上の打率を残しています。
そのほとんどが長打です。
普段からその位打ってるんじゃ?
いえ、普段そんなに打ってませんw
だいたい打率3割2分~3割6分、ホームラン数は5~6本と言うのがぼくの平均的な年間成績です。
今のペースで打てると好不調があるにせよ、もう一つ上のレベルの成績を残せるかと思います。
単純に成績だけ見ても打てるようになったわけですが、その他打球方向の変化や打席での感覚まで全てがガラリと変化しています。
打球方向に明らかな変化が!
これまでのぼくのスタイルは基本的に長打は引っ張り方向、アウトコースの難しい球は流し打ちで逃げるような打ち方でしたが、まずこれが変わりました。
いい当たりは基本センターオーバーになります。
センターオーバーって軟式ではなかなか打てないんです。
単純に距離があるのと、センター方向の打球は伸びにくいというのが理由です。
が、簡単に越えるようになりました。
逆方向への長打も勢いが違います。
しかし逆に引っ張り方向のレフトオーバーが減りました。
センター方向への強い打球が中心になりましたね。
センターを中心に打球が上がれば右中間、左中間を抜く強烈な打球が飛ぶようになりました。
弾道(打球角度)が上がった
パワプロで言うところの弾道です。
要は打球角度なんですが、明らかに打球が上がるようになりました。
芯に当たればいい角度で発射された打球はほぼ確実に外野は越えます。
ゴロになる打球はありますが、いわゆるボテボテの打球はなくなりました。
トップスピンの掛かっているので、球足の速い間を抜ける打球やライナー性で相手のグラブを弾くような打球がほとんどです。
これまで多かったつまってボテボテのサードゴロやピッチャーゴロになっていた打球は今のところゼロです。
凡打のパターン
逆に多くなったのはセカンドフライとライトフライ等逆方向に高く上がるフライです。
アウトのほとんどがこのパターンです。
逆に言うとこれ以外は全てヒット性の当たりになっています。
ニアミスでポイントがズレただけかと思いますが、トップハンドの押し込み不足等何か問題点はありそうです。
ここは改善の余地がありますね。
外野が下がってくれるので、たまーにセカンドの後ろに落ちてラッキーヒットになることもありますw
ボールをよく見れる
やはり一番大きかったのはポイントが近くなったためボールをしっかり見れるようになったことです。
変化球もかなり見極めやすくなりました。
速球も全く速く感じませんし、苦手としていた遅い球にも対応しやすくなりました。
顕著に表れているのが死球の数です。
これまで死球はほとんどなく、全て避けていました。(避けるのは上手いんですw)
しかし、この一ヶ月で3~4個程受けており(多すぎ)、これは球をしっかり見ようとする姿勢が影響しているのかと思います。
前で打とうとしていたこれまでよりポイントを手前に引きつけるようになったため、打つ打たないを判断する位置がかなりキャッチャー寄りに移動しました。
そのためインコースに投げられた時に避ける動作がこれまでより少し遅くなったのでデッドボールになっているのかなと感じてます。
痛いけど良い兆候かなと思います。
エルボーガードは必須ですねw
トップハンドトルクの弱点は?
さてそんな無敵のトップハンドトルク打法ですが、弱点があります。
それはインハイと横に曲がる変化球です。
インハイはやはり打ちにくいですね。
かなり窮屈に打たないと上手く打てません。
これまで凡打になったのはほとんどが高めです。
ここを上手く打てるようになればかなり幅が広がりそうです。
とは言えこれまでもインハイ苦手だったので意識としては変わりません。
後は追い込まれるまで絶対に手を出さないことですね。
そしてもう1つは横に曲がる変化球です。
たまに真横に曲がる良いスライダーを投げる好投手なんかがいますが、横に曲がると縦に出したバットの軌道では捉えづらいですね。
それこそ1点のみしかミートポイントがなくなります。
横スライダーとインハイは今後の課題になりそうです。
チームの打撃に変化が!?
さてそんなこんなトップハンドトルク打法を練習していると、チームメイトからよく質問を受けるようになりました。
『なんかバッティングフォーム変わったけど何それ?』
良いですね!こうやってみんなが打撃に興味を持ってくれるとチームとして打撃力が上がるチャンスです。
そこからトップハンドトルクを実践する選手が増えました。
試合中も各選手バレルゾーンを意識しており、フライアウトを恐れずに打球に角度を付けようとしていたり、これまでこじんまりとしたスイングだった選手が大きなフォーロースルーを取る等いい影響があります。
ベンチや攻撃中に選手がティーバッティングをするのを見る機会も増えました。
お調子者キャプテンはこの打ち方を取り入れるためバッティングセンターで17ゲーム振り込んで来たたため(←野球バカすぎ)ぼくよりこの打ち方を体得しており、ヤバい打球を放っていました。
シナジー効果というやつですね!
とにかく選手同士でバッティングについて、あーでもないこーでもないと語り合ったり理論をぶつけ合うことは本当に良い傾向です。
打撃フォームを変える時の注意点
打撃フォームって変えるの結構難しいんです。
打席では基本無意識でいる方が結果は出せます。
と言うことは無意識でそのフォームで振れるようになる必要があります。
しかし動画等で見るとわかりますが、意識している部分は思ったより小さく反映されるものです。
誇張して練習する!
これに尽きます。練習ではやりすぎくらいでちょうどいいんです。
ハリウッドザコシショウさんのように誇張してやってると試合で無意識でちょうど良い感じに出せます。
まとめ
前回紹介したトップハンドトルク打法を一ヶ月実践してみた結果、バッティングが明らかに変わりましたので報告します。
まず打球方向、弾道が変わりました。
センター中心にライナー性の強いフライが増えました。
逆にボテボテのゴロや、引っ張り方向への長打もなくなりました。
凡打のパターンはセカンドフライやライトフライ等逆方向に上がる高いフライがほとんどです。
弱点はインハイや横に曲がる変化球でこれらの球への対応は今後の課題となるかと思います。
バッティングに悩んでる人は是非やってみてください!
バッティングが変わりますよ!
コメント
長文失礼します。
軟式と硬式で打ち方に違いはあると思いますがエンゼルスのトラウト選手もこんな感じで縦振りで低めの球を掬い上げてセンターに打つイメージありますね。
どっかで見たトラウトの素振りの動画(インタビュアーにどのようにスイングしているのか聞かれていた動画)も縦振りで低めを振ってました。
でもチームメイトのプホルス選手やA-ロッドなんかはダウンスイングで横振り気味に振るイメージだそうです。
ホームランに関しては引っ張りが多かったような気がします(実際の打球方向のデータは知りませんw)
人によってやはり打撃理論は違うのでそれを聞けるのは面白いですね。
コメントありがとうございます。
トラウト選手のスイングも縦振りの要素があるのでしょうね。
個人的にはスイングめっちゃかっこいいので好きです。
MLBで多い形ではありますが、全ての選手がこの形と言うわけではなく色んな打ち方があります。
もちろん横回転が得意な選手もいますし、それぞれに合った形があるのでしょうね。
横振りだとやはり引っ張り方向へのホームランが中心になるというのは縦振りをして初めて気付きました。
色んな打撃論があるのは本当に楽しいですよね!
まだまだ未熟ですのでどんどん研究していきたいと思います。