バッティングはタイミングです。
バッティング以外にも野球はタイミングが命のスポーツです。
しかしそのタイミングを合わせるのが一番難しいとも言えます。
ある方法を行えば驚くほど簡単にタイミングが合います。
多くのMLBの打者のフォームに隠されたその秘密とは?
バッティングはタイミングが命
素振りとか一生懸命しててもタイミングが合わないから結果が出ない。
どうしたら上手にタイミングを合わせる事ができるんだろう?
野球はタイミングのスポーツとも言えます。
ピッチャーはバッターのタイミングを外すために変化球や緩急を使って工夫してきます。
これを上手く合わせる事ができれば驚く程バッティングはイージーになります。
とはいえ、タイミングを合わせるのは至難の業。
ネクストバッターズサークルからタイミングを合わせても、いざ打席に入ると立ち遅れないように早めに始動してしまったり、考えすぎて遅れたりしますよね。
しかし、これらの悩みを解決できるタイミングの取り方があります。
というわけで、MLBの選手に多い事タイミングの取り方を紹介します。
一流の選手は一流の技術を知っている
まずこのタイミングの取り方を紹介する前に、どうやってこれを知ったかについてお話ししたいと思います。
こないだ、Twitter経由である方と会ってきました。
ケンホーさんと言う方(@houken_syatyo)です。
正直アイコンがサングラスにマスクマンなのでちょっと怪しかったです←w
今日は良い出会いがありました。@houken_syatyo さんが会いに来てくれました。
ガッツリ本気の野球エリートです。ブログの話を聞きに大阪から来られました。
いや、本当に素晴らしい意識です。
知ってる事何でも話しましたw
ブログ、YouTube要チェックですよ!
いや、ほんまにすごい人です。
— まこと兄やん@野球ブログ (@makoto_bb721) June 15, 2020
用件としてはブログについて教えて欲しいという事でした。
いや、ぼくも人にブログの事を聞いてもらえるようになったんです。
めっちゃ嬉しいですね!
まぁ後から知りますが、この方は高校で甲子園、大学で神宮大会等を経験し、とある有名社会人野球チームで活躍している現役バリバリの方です。
首位打者やベストナイン等数々受賞もし、何度かドラフトの候補にもなっている程の野球エリートです。(今年もドラフト候補だと思います。)
普通に草野球してて知り合える人じゃないですw
いや、ぼくプロも含めてあんまり選手の名前知らないので、大したリアクション取れませんでしたが、めちゃくちゃヤバイ人でしたw
アイコンがマスクマンで怪しかったので、もし変な人だったらすぐに帰ろうと思ってましたが、めちゃくちゃ丁寧で良い人だったので3時間くらい話し込んでしまいました。(マスクは事情があるのでしているそうです。)
長くなりましたが、今回紹介するタイミングの取り方はこの野球エリートのケンホーさんに教わりました。
ブログやYouTubeもしていますので、是非チェックしてみてください!
MLBの打者に多いタイミングの取り方とは?
ではこのタイミングの取り方について説明していきます。
結論から言いますと、
『ピッチャーがリリースしてから始動する』
以上です。めっちゃ簡単!
わかります。
それだけでタイミング合うはずない!
ですよね?
普通の感覚の人ならそれでは遅すぎると思う人が多いのではないでしょうか?
しかし、ここ最近不調だったぼくがぶっつけ本番の公式戦でこのタイミングの取り方を試したら、いきなり2打数2安打と結果を残す事ができました。
さらにそれ以上のメリットも色々あると感じましたのでおすすめできると思い記事にしたわけです。
ではどういうタイミングの取り方か、詳しく考察を含めてお話ししていきましょう。
日本人の打者は間が長い
みなさんはどうやってタイミングを取りますか?
思い浮かべてみてください。
ピッチャーが足を上げたり下ろしたりする辺りから始動し始める人が多いのではないでしょうか?
以前当サイトでも紹介したシンクロ打法のようなタイミングの取り方をしてる人が多いではないですか?
日本人の打者はゆっくり間をとります。
早めに始動し、高く足を上げてゆーっくり間を取る人が多いです。
またそれと同時にタイミングを合わせるのが苦手な打者も多いです。
ぼくもその1人ですねw
これは日本で昔から教えられている、
『前で打て』
をするために、早め早めの動作を心がけた結果かと思います。
最近ではピッチャーが動き始める前に足上げてるバッターもいますよね。
これがダメというわけではありませんが、これではタイミングを合わせるのが難しくなります。
その理由について考察してみましょう。
不確定要素が多いとタイミングはズレる
タイミングを合わせるには動作はできるだけシンプルで短い方がいいです。
というのも、タイミングというのは非常に繊細です。
不確定要素が多ければ多いほどタイミングはズレていきます。
ここで言う不確定要素とはいったいなんでしょうか?
例えばピッチングフォーム。
いつでも全く同じリズムで投げれるピッチャーは少ないでしょう。
意図せずともバランスが微妙に違えばタイミングはズレます。
この誤差が少ないのは非常にレベルの高いピッチャーです。
さらに言うとわざと長く持ったり、クイックで投げる等小細工でタイミングをズラす技術もあります。
意図的にタイミングをズラすだけでなく、意図せずともタイミングはまばらであるということはまとめると、相手のピッチングフォームに合わせてタイミングを取ると言うことは不確定な要素が多いと言うことになります。
さらに言うと自分のバッティングフォームも不確定要素です。
ゆっくり間を取ると言うことは片足で耐える姿勢が長くなったり、微妙な体重移動をする時間が増えると言うことです。
そう言った不安定な姿勢はリズムがズレやすく、長ければ長いほどタイミングはズレやすくなります。
ピッチャーもバッターも人間ですので、誤差の生じやすい動作を使ってリズムを取ると結果的に当然誤差が生じやすくなるということです。
リリースされた後のタイミングはほぼ一定である
ピッチングフォームは人間の動作である以上不確定な要素が強いと言うことはイメージできましたか?
では不確定な要素の少ないフェーズはと言うと、それはリリース後です。
ピッチャーの手からボールが放たれたその瞬間からボールは物理法則以外の干渉は受けません。
ここから先はピッチャーが小細工をつけようとももうインコントロールではないわけです。
もちろんボールの引っ掛かりによってスピン量や回転軸、空気抵抗等によってある程度の誤差はありますが、不確定要素は少ないと言えるでしょう。
少なくともピッチングフォームに合わせるより誤差は少ないと思います。
ここからタイミングを合わせると非常にシンプルで同じようなリズムになります。
リリース後にタイミングを合わせる方法
では具体的なタイミングの合わせ方です。
ピッチャーがボールをリリースするまではリラックスしておきます。
リリースした瞬間始動し、スイングをするとちょうど良いタイミングになります。
注意点としては、足を大きく上げたり必要以上の体重移動はしない事です。
できるだけ、シンプルにコンパクトなフォームで打ちます。
コツは元からやや軸足よりに重心を置いて構える事と、踏み込み足はすり足や簡単なヒールダウンのみでスイングを開始する事です。
めっちゃシンプルで簡単ですが、タイミングはめちゃくちゃ取りやすくなります。
はじめのうちは短く間を取るのに戸惑ったり、待ちきれず早く始動してしまうかもしれませんがすぐになれると思います。
シンプルだからよくボールが見える
このタイミングの合わせ方のメリットは余計な動作が全くなく、システマチックにタイミングが合わせられるので思考に余裕が生まれる事です。
大きな体重移動もないので目線のブレもなく、よくピッチャーを観察する事ができます。
結果めちゃくちゃボールが見えますし、かなり懐まで呼び込む事ができるようになります。
変則フォームにも惑わされない
タイミングをズラすのが得意なピッチャーは色んなリズムで投げてきます。
しかしそれも気にすることはありません。
どんなヘンテコなフォームで投げてきてもリリース後のボールは一定のリズムです。
ただリリースする瞬間だけに意識を集中しておくだけてOKです。
どんな人に効果がある?
このタイミングの取り方が合う人はぼくが思うに以下の2パターンの選手です。
- タイミングを取るのが苦手な人
- 打席で色々考えてすぎる人
リリース後、機会的にタイミングを合わせるこの方法は、タイミングを合わせるのが苦手な人や、打席でアレコレ考えてしまう人におすすめです。
よりシンプルに、より簡単にタイミングを合わせられる方法かと思います。
MLBで活躍する選手のタイミングの取り方を動画で!
現在MLBで活躍する選手の中でもこのタイミングの取り方をしている選手は多いです。
そもそも外国人選手はゆっくり間を取る選手は少なく、いきなりクルッとスイングする選手が多いですよね。
MLBの多くのバッターは前で打つではなく、しっかりボールを引きつけて体に近い位置で打つ事を意識しています。
これが爆発的なパワーを生み出します。
【トップハンドトルク】MLBでは常識?日本人に少ないスイングでホームラン量産?
中でもベリンジャー選手の打ち方は特徴的で、まさに上記で説明したこのタイミングの取り方をしているように感じました。
ちょっと意識して見てみてください。
多くの日本人がタイミングを取り始めるピッチャーの重心が沈むフェーズではまだ棒立ちです。
その後リリースと共にいきなり動き出してタイミングはドンピシャ。
今回お話しした内容は、イメージとしてはこんな感じかと思います。
まとめ
日本人の打者はタイミングを取るのが苦手な選手が多いです。
その理由の一つとして前で打つを体現するためにゆっくりと間を取る選手が多いと言うのが挙げられます。
しかし、ゆっくり間を取ると投手の動作に合わせる事になり、人間の動作であるピッチングやバッティングのフォームには不確定要素が多いため非常にタイミングが取りにくくなります。
そこでリリース後にタイミングを取る方法をおすすめします。
リリース後はほぼ一定のリズムでボールが飛んできますのでタイミングを合わせるのが簡単です。
コツは動作をできるだけシンプルにし、体重移動も少なく軸回転でスイングする事です。
MLBのベリンジャー選手の動画を見ていただけるとわかりますが、ピッチャーがボールをリリースするまでほぼ棒立ちです。
これでもタイミングが合うんです。
タイミングを取るのが苦手な選手は是非試してみて下さい!
いやぁ、しかし本当に有益な情報を聞く事ができて嬉しいです。
他にも色々面白いお話しを聞けましたので、また紹介しますね。
ケンホーさん(@houken_syatyo)のブログやYouTubeも是非チェックしてみてください。
またお会いできたら嬉しいです!
ではまた!
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