トクサンTVで紹介されていたGripRite HitRite(グリップライト ヒットライト)を使ってみました。
このギアはMLBで主流のフィンガーグリップを体に体感させてくれる効果があります。
飛距離を伸ばしたい人、バットコントロールを向上させたい人は試す価値ありですね!
GripRite HitRite(グリップライト ヒットライト)とは?
グリップライトヒットライトとはバットに巻くだけでフィンガーグリップを体に覚えさせてくれるアメリカの野球ギアです。
MLBで大谷選手とチームメイトであるロサンゼルス・エンジェルスのプホルス選手がこのフィンガーグリップを推奨しています。
プホルス選手以外にもMLBではこのフィンガーグリップが主流になっているようですね。
しかしこのギアを付けるだけで本当にフィンガーグリップをマスターする事ができるのでしょうか?
フィンガーグリップ・パームグリップとは?
フィンガーグリップはバットの持ち方のひとつで、バットのグリップを指の付け根付近で握る方法です。
この逆で手の平でグッと握るパームグリップと言うものもあります。
別にどちらが正しいというものでもありません。
自分に合った握りやすい握り方で問題ないんです。
フィンガーグリップだと力が入りにくいという人はパームグリップを、
パームグリップだと力み過ぎてしまうという人はフィンがグリップで握ればいいでしょう。
ちなみに4スタンス理論によれば、自分のバランスによってパワーラインが異なるので、前体重の人はフィンガーグリップ、後体重の人はパームグリップが適しているとされています。
※4スタンス理論とは、人はみんな骨格や筋肉量が違ことからバランスや重心の位置が異なるので、そのバランスに合った体の動かし方をしましょうという理論です。
GripRite HitRiteを使った感想
これが噂のグリップライト ヒットライトです。
片面に小さな山が6つ、逆の面には大きな山が2つあります。
この大きな山を手の平に当てることにより手の平とグリップの間に空洞を作ります。
小さな山は指を当てる側になります。
Rと書いてあるほうを下に向けて装着してみます。
反対側はこんな感じ。
握ってみるとバットと手の間の空洞が思ったより大きく不安定なイメージです。
一般的なフィンガーグリップよりかなり指側で浅く握っている感じです。
ちなみに第二関節は揃えて握ります。
スイングしてみた感想としては…
かなりの違和感ですねw
全然力が入らないし、それに気を取られてフォームが少しおかしくなっているような。
しかしひとつの感覚の変化が。
バットがかなり軽く感じます!
というのも不安定なぐらい指側で握ることでスイングの際に遊びができ、ローテーションがより素早く行えるようになる。という感覚を感じました。
簡単に言うと指で握ることで余計な力を入れられなくなり、強制的に脱力状態になるのでバットを鞭のように使えるという感じです。
なるほどこれがトクサンの言う令和インパクトか、かなり面白いですね。
その後パームグリップでバットを振るとかなり重たく感じました。
それだけ普段から力んじゃっているということですね。
非常に勉強になります。
ちなみにこの違和感は最初だけで、しばらく素振り等をしていればすぐに慣れてきます。
V字握りがパワーを生み出す
グリップライト ヒットライトにはさらに秘密があります。
この手とバットの間にある大きな山を挟んで握ることで人差し指と親指でVの字を作ることができます。
このU字ではなくV字の空間が理想のエクステンションを可能にするということです。
インパクトの瞬間親指の付け根で押し込むのではなく人差し指の付け根辺りで押し込む方がより力をボールに伝える事ができるようになります。
人体の構造上自然な状態でいると前腕は人差し指の付け根と同じラインに来ます。
このラインこそが一番パワーを生み出せるラインなのです。
そしてそのラインで打球を押し込むにはこのV字握りでないといけないんです。
それに加えて手の平の遊びが微妙なバットコントロールを可能にしてくれる。
かなりおいしいです。いや本当に。
バットの握り方ひとつでそんな変わらないよと思う人もいるかもしれませんが、スイングの一連の流れで生み出したパワーをバットに伝える最後の部位は手です。
ここでロスしてたらもったいないですよね。
まとめ
トクサンTVでも紹介されたGripRite HitRite(グリップライトヒットライト)を試してみました。
バットに装着するだけで理想のフィンガーグリップができるようになるという野球ギアです。
片面に付いている大きい山が手のひらとバットの間に空洞を作り出すことでV字握りができるようになり、この空洞があれば一番パワーを伝えられる前腕から繋がる理想的な形でインパクトを迎えられるという原理です。
また、指で握ることで脱力できるのでバットを鞭のように扱え、細かいバットコントロールも可能になります。
合う合わないもあるでしょうが、是非一度試してみて下さい!
令和スイング+令和インパクト=令和スインパクト!
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