JFE東日本の今川選手が試合前に行っているパンチングボールを使ったトレーニングについて紹介します。
野球で必要な動体視力やハンドアイコンディネーションを鍛えれるトレーニングとして話題になってますよね。
いったいどういったものなんでしょうか?
今川選手も実践しているパンチングボールとは?
JFE東日本の今川選手が試合前にベンチ前で行っていたトレーニングをご存知ですか?
試合前にやってました☺️
トレーニング色々あるんだなぁって思った🌟2019.7.14
都市対抗野球大会
JFE東日本 今川優馬選手(東海大四高-東海大北海道) pic.twitter.com/67QOZJJlhY— なぁさん☺︎ (@yumiko_nakazawa) August 25, 2019
何やらボールのようなものが体の周りを飛んでおり、ボールにパンチをしたりかわしたりを繰り返している不思議な光景です。
これはパンチングボールというトレーニング器具を使ったトレーニングです。
主にボクシングのトレーニングで使用されるものですが、これを野球の試合前に行うことでいったいどういった効果があるのでしょうか?
パンチングボールの構造とトレーニング方法
輪っかのようなものにテニスボール等の柔らかいボールがゴムで繋がっているだけの簡単な構造です。
本当にただこれだけです。
輪っかの部分がバンドになっていたり、テニスボールがウレタンのようなボールになっていたり、値段によって仕様は微妙に違います。
使い方も簡単です。
輪っかは頭につけて、ボールをパンチすると一度体から離れますがゴムに引っ張られて戻ってくるのでこれをまたパンチします。
これを繰り返します。
たまにボールをかわして角度を変えたりしながら様々な角度から飛んでくるボールにしっかりパンチを当てるトレーニングです。
パンチングボールの効果は?
パンチングボールを行うとどういった効果が期待できるでしょうか?
もちろんこのトレーニング自体にはパンチを正確に撃つことで体幹を鍛える等の効果もありますが、それよりもっと期待できるのが動体視力とハンドアイコンディネーションの向上です。
動体視力とはその名の通り、動いてるものを正確に目で捉える能力のことです。
ボールが自分の体に向かって飛んでくる、これを正確にパンチするためには目でしっかり捉えてないといけません。
それは即ち動体視力を鍛えることに繋がります。
動くボールを扱うトレーニングって一人で行うのは難しいですよね。
バッティングセンターに行くくらいしかないです。
そしてハンドアイコーディネーションを鍛えることができます。
ハンドアイコーディネーションとは目と手を連動させる能力のことです。
見えただけではダメです。
ボールが見えてもそこにバットを持って行かないと打てません。
それがこのパンチングボールで鍛えることができるわけです。
動体視力もハンドアイコーディネーションも野球においてはバッティングやフィールディングには欠かせないものですね。
特にバッティングはバッターがボールをしっかり見て、位置情報を正確に捉え、軌道を予測してバットをその軌道に入れることで打ちます。
動体視力とハンドアイコーディネーションがないとこの確率が当然落ちます。
この二つは鍛えるのは容易ではないので、安全かつ動くボールを捉える練習を行うというのはかなりコスパの高い練習になります。
試合の直前に行うと効果倍増
動体視力は一時的に向上させることができます。
速読トレーニング等を行うと数分間のトレーニングで野球未経験の女性が160kmを打つこともできます。
まぁ普通の女性なら無理な話ですよね。
しかし、動体視力トレーニングを行えば球が遅く見えるようになるんです。
これはずーっとこの状態をキープできるわけではなくあくまで一時的なものです。
ということで試合前にこのトレーニングを行うことで一時的に動体視力を向上させ、バッターボックスで最大のパフォーマンスを発揮することができるというわけなんです。
もちろん継続的に行うことで一時的にではなく、動体視力そのものを向上させることも可能です。
使用してみた感想、効果は?
早速買ってみました。
ぼくが買ったのはこちら。
テニスボールが付いています。
実際に使用してみますと、これが結構難しいんです。
動いてるボールの中心に正確にパンチしなければ思った方向に飛んでくれません。
あっち行ったりこっち行ったりしますので、連続で何回もするのが最初のうちは難しいと感じます。
しかし、そのうち慣れてくるとできるようになります。
結構楽しいんですよね、これ。
気が付けば1時間くらいしてて、ヘトヘトになってました。
で、その後バッティングセンターに行って検証してみましたが、確かにボールがゆっくりに見えるような気がしましたし、ミート力が上がってるような感覚はありました。
トレーニングする前にバッティングセンターに行って比較すればよかったんですが、それはしませんでしたのであくまで体感的な感想になってしまいますが。
それでも明らかにボールをじっくり見れているような気はするんですよね。
変化球とかもよく見れるようになるはずです。
これは面白いトレーニングです。
こっちのほうが安いですね。
まとめ
JFE東日本の今川選手も実践するパンチングボールを使用したトレーニングの紹介です。
パンチングボールは頭に付けるバンドとそれにゴムで繋がれたテニスボールが付いているだけの簡単な構造です。
ボールにパンチすることでボールが体から離れますが、ゴムの力でまた戻ってきますので、さらにこれをパンチします。
このトレーニングでは野球において重要な動体視力、ハンドアイコーディネーションを向上させる効果が期待できます。
動体視力は動くものを目で捉える力、ハンドアイコーディネーションは手と目を連動させる能力のことです。
動体視力を鍛えると動くボールを正確に捉えることができますので、投球がよく見えたり変化球を見極めたりしやすくなります。
さらにハンドアイコーディネーションを向上させれば思った場所に正確にバットを持ってこれるようになります。
特に試合前に行うと一時的に動体視力が向上しますので、打席で最大限にパフォーマンスを発揮することができるようになります。
実際に使用してみても、使用後は確かに動体視力が上がったような感覚があり、ボールがよく見えるようになりました。
継続的にトレーニングをすれば基本的な動体視力が向上するはずです。
気になった方がいれば是非チェックしてみてください!
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