打撃においてインパクトの瞬間に最大限にパワーを引き出すようにすることがパワーや飛距離の向上に繋がりますが、そのコツとして挙げられるのが呼吸法です。
プロ野球選手やトップレベルの選手はほとんど実践しているであろう呼吸法について紹介します。
脱力が瞬発力を生む
インパクトの瞬間で最大火力を出すためにはそれ以前はできるだけ脱力してください。
人間の体は力を入れた状態からさらに力を入れることはできません。
MAXパワーを引き出すには脱力した状態を作り出す必要があります。
そこからインパクトの瞬間に一気にパワーを込めます。
そしてその瞬間にもうひとスパイス加えれるとしたら呼吸法を意識することです。
呼吸法だけでホームランを打てるわけではありませんが、瞬発力は上がります。
人間の体は吸い込みながら力を入れる事ができない
筋力トレーニングをする時でもそうですが、重いものを持ち上げる時息を吸いながらだとなかなか力が出ないものです。
フン!と大体の人が息を止めてしまいます。
息を止めるのも一つの方法ですが、余計な力が入ってしまい力みとなりますのでバッティングにおいてはもったいない話です。
となると息を吐きだすしかありませんね。
そうなんです、人間は息を吐きだす時に一番力が入りやすいようにできているんです。
火事場のバカ力は誰にでも備わっている
よく火事場のバカ力と言う表現をしますが、そもそも火事場のバカ力って何なんでしょうか?
家事の際に自分が逃げ遅れて何かの下敷きになったとして、それを押しのけるために踏ん張りますよね。
きっとこの時おりゃーーーー!!!とか大きな声を出したり歯を食いしばって持ち上げようとするかと思います。
この状態こそが人間の一番力を発揮できる状態なんです。
大きな声を出したり、歯を食いしばるとアドレナリンが出て興奮状態になります。
そうすると力が入りやすい状態になるということです。
マウスピースにしても同じ原理です。
人間の体には一番力の出せる方法を知っていて命の危機になると自然とそれが出るということなんでしょう。
バッティングにおいては?
さて人間が一番力の出せる方法がわかったところでバッティングにおいてはどうでしょうか?
歯を食いしばるにはマウスピースを噛んで噛み合わせを合わせることでアドレナリンが出やすい状態になります。こちらは上記にマウスピースの記事のリンクを張っておきましたのでそちらを見てみてください。
さてもう片方の大きな声を出すという方ですが、バッテイングにおいては瞬間的なパワー、瞬発力が必要になってくるので大きな声よりもいい方法があるんです。
それが先に述べました息を吐きながらスイングするということです。
息を吐くことで腹圧が上がり、より力強いスイングができるようになります。
イチロー選手の打撃練習を見ているとフン!!って声に出して言っております。
他にもシュ!とかシッ!とかシャッ!とか色んな出し方がありますが特に決まりはないですw
この呼吸をしながら打撃をしているプロの選手は多いです。
草野球界ではあまり浸透しておらず、あまり実践している人はいませんが、甲子園や神宮出た人とか独立リーグでやってたような人は結構実践してます。
まとめ
バッティングにおいてインパクトの瞬間に最大にパワーを出すためには呼吸方法は重要になってきます。
人間の構造上、息を吸いながら力を入れることはできませんので息を止めるか吐くかになります。
バッティングで息を止めると余計な力みになることが多いので吐きながらスイングすることがおすすめです。
フン!とかシュ!とか声に出してスイングするのもいいかと思います。
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