練習で意識していてもなかなか試合で発揮できないなんてことありますよね。
でもそれは当然だと思います。
試合での打席内の心理は練習の時のそれとは違います。
心理的な要素も含めて、練習でしてきたことを実戦で発揮していくための方法についてです。
これまで練習で意識してきたことが出せない
新しい技術を取り入れるため練習で意識して取り組んできたことありますか?
フォームの改造や狙い球の選別等、課題は人それぞれだと思います。
しかしいざ実際に試合で打席に立つとすっかり忘れてしまい、練習で意識していたことは影を潜め、前までの自分に逆戻り…
なんてことあると思います。
練習ではできてたのに、なぜ本番でできないのか?
それは打席内の心理的な要素が関わってきます。
打席内での心理は?練習と違う?
まず覚えておいてほしいのは、新しい課題を実戦でできるようになるには、無意識の領域で再現できるようになる必要があります。
なぜなのか?
練習では課題について自分と向き合いながら練習します。
すると結構できるんですよね。
しかし、試合ではそうもいきません。
相手投手と対峙し、ランナーやアウトカウントと言った状況もあり、自分と向き合うわけにはいかなくなってきます。
どうしても結果が欲しくなってしまうんです。
そうするとどういう心理になるでしょうか?
- 三振は嫌だ
- ヒットが打ちたい
- 打点が欲しい
こういう心理になるのは当然なんです。
この心理状態では課題に対しての再現性はほぼなくなります。
結果より意識を重視しよう
あくまでこれは練習試合での話になります。
結果より意識を優先する。
無意識で再現できる領域でないなら、まず実戦でも課題に向き合える心の余裕を作りましょう。
三振してもいいから、自分が練習してきたスイングをする。
極端かもしれませんがこのくらいの気持ちで打席に入る方がいいです。
結果三振しても落ち込む必要はありません。
それより当てに行ってこれまで練習してきたことが出せない方がよっぽどもったいないでしょう?
あえて捨て打席を作る
捨て打席というと印象が悪いかもしれませんが、あえて結果は求めず課題と向き合う打席を作りましょう。
一度実戦の中で自分がやりたいスイングを三回してみてください。
結果はどっちでもいいです。
すると次の打席から意識しやすい状態に変わります。
一度でも実践の中で課題と向き合える体験ができると、心理的に楽になったりするんです。
実戦で自分がしてきたことを体現する練習って必要なんです。
もちろん、そんなのが必要ないくらい素振りで振り込んだり、バッティングセンターで実戦を想定した練習ができていればそういったことも必要ないかもしれませんが、なかなか草野球でそこまで練習をするのも難しいというのはあります。
いかに効率よく実践で無意識で再現できる領域に持って行けるか?というところでは色んな工夫が必要ですね。
【バッティングセンターの調整方】ただ打つだけより効果のある打ち方とは?
まとめ
練習で意識してきたことが実戦で体現できない人は、実戦の打席内での心理も考えてみるといいですよ。
練習と違い実戦での打席は色んな状況があり、結果を求めたくなってしまいます。
すると無意識のうちに練習でしてきたことは忘れ、前のフォームに戻ってしまいます。
そうならないためには捨て打席を作り、課題に対して実戦の打席で再現する練習をしてもいいかもしれません。
それだけ新しい技術を自分のものにするのは難しい事なんですね。
最終的には何も考えずに無意識で再現できるところを目指していきましょう。
コメント