軟式野球界に激震を走らせたビヨンドマックスが誕生してもう20年近く経ちます。
しかし未だにビヨンドの打感が苦手という人も多いですね。
バッティングが苦手な人でもこのビヨンドマックスの特性を上手く利用すればヒットを量産できます。
そのためにはどういう打ち方がいいのでしょうか?
打てないのは何が原因?
今の時点でもう打ててますという人は必要ない情報です。
この記事は全然打てない人、パワーがない人等に向けてのアドバイス的なものです。
さて、ビヨンドマックスを使用し、柵越えを打つ4番バッターを羨ましそうに眺める8番バッターのあなた。
ヒットが打てなくて悩みますよね。
どうにか打ちたい。
チームに貢献したいと思いますよね。
その為にまず自己分析をしましょう。
あなたはきっとホームランバッターではないですね?
にも関わらず、たまーに出るデカい当たりのことが忘れられず思いっきりバット振ってませんか?
それが打てない原因かもしれません。
打撃が苦手な人はどう打てばいい?
8番バッターにはホームランは求められてません。
長打より出塁率のほうが大事です。(もちろん長打を打てる方がいいですが…)
今の打率はどのくらいですか?
2割3分?
ミートはあまり得意ではないかもしれませんね。
もし仮に今打席でフルスイングしているなら、あなたはその必要はありません。
フルスイングできるにこしたことはないですが、しっかりバットの芯に当てる方が優先です。
ちなみに芯に当てれるなら絶対フルスイングしたほうがいいです。
結論から言うと長打は完全に捨ててしまいましょう。
たまーに間を抜いてくれたら2塁打になるラッキー長打だけで十分です。
間に落としてヒットを稼ぐことができれば打率は3割を目指せます。
そこで登場するのがビヨンドマックスです。
ビヨンドマックスとは?
ビヨンドマックスはミズノさんが開発した打球部がウレタンでできたコンポジットバットです。
通常軟式ボールはゴムでできているため、インパクトの衝撃により変形してしまいます。
その変形→元の球体に戻るという運動にエネルギーが分散することでパワーロスになり飛距離が伸びません。
また打球がたわむ事で空気抵抗を受け、ボールの伸び率も減少します。
そこで打球部にウレタンを巻き付けたビヨンドマックスはバット側を変形させることでボールの変形からのパワーロスを抑制し、よりスイングの力をそのままボールに伝えることに成功しました。
これにより、軟式野球は大きく変わり、柵超えホームランや外野オーバーになる打球が劇的に増えました。
しかし、そのウレタンによる打感は独特なもので好き嫌いが分かれます。
ではこのビヨンドマックスの特性を上手く活かした打ち方ってあるのでしょうか?
ビヨンドの特性を活かす打ち方とは?
さて長打を捨てたからにはしっかりヒットを量産しないと割に合いません。
ビヨンドマックスは柵越えが狙える魔法のバットですが、実はそれ以外にも恩恵があります。
芯に当たれば当てただけでもヒットになる!
これです。
多くの人がビヨンドマックスをホームランを打つためのバットと思っていますが、実はポテンヒットを打てるバットでもあります。
よく崩されてビヨンドに当てただけの打球が内野と外野の間に落ちるヒットになるのを見ませんか?
単打ばっかりだけど、やたらとヒットを量産する人見たことないですか?
反発係数が金属バットより格段に高いので当てただけの当たりがちょうどいいところに落ちます。
これを狙います。
火の出る打球だけがヒットではないんです。
というか今のビヨンドなら崩されて当てただけの当たりが外野を越えることもありますw
そのくらいすごいバットなんです。
ホームラン打てないならポテンヒットを真剣に狙ってみて下さい。
意外と上手く行きます。
フルスイングして芯に当たらないなら、ハーフスイングなら芯に当たる確率はグッと上がりますし、タイミングにも幅が持てますのでヒットになる確率はグッと高くなります。
言葉を選ばずに言うならフルスイングで芯に当たらないならハーフスイングで当てに行けということですね。
フルスイングでも芯に当たらなければボテボテ。
ハーフスイングでも芯に当たればヒット。
一見めちゃくちゃな意見に見えますが、意外と結果が出ます。
特にバッティングの苦手な選手がこれで打率爆上がりしたケースが何人かありました。
いきなりハーフスイングをするのは無理?
ここではフォロースルーを大きく取らず、トスバッティングのような柔らかいスイングのことをハーフスイングと呼ぶことにします。
要はフルスイングではなく当てに行くようなスイングです。
しかし今までしていたスイングをいきなり実践変えるのは難しいです。
つい無意識にいつも通りのスイングをしてしまいます。
必ずバッティングセンターや打撃練習等で飛んでくるボールに対してハーフスイングをする練習をして下さい。
ポイントはインパクトでバットを止めたりせず、型はそのままで脱力を最後まで意識することです。
インパクトで力を入れないだけでもかなり変わります。
ミートが苦手な選手はタイミングを取るのが下手か、力んでボールを捉える位置がズレているケースが多いので脱力を意識することで改善できたりもします。
軟式野球とビヨンドマックスの相性を利用した打法です。
結構極端な話ですが是非やってみてください。
※すでに打てている人が更に打てる方法ではないです。
バッティングが苦手で悩んでいる人が試したらめちゃくちゃ打てるようになる…かもしれないという話です。
まとめ
ビヨンドマックスの特性を活かしてヒットを量産する方法についてです。
ビヨンドマックスは打球部がウレタンでできているため、バットが変形することでボールの変形によるパワーロスを減らし、スイングの力を打球に無駄なく伝えることができます。
いわゆる反発係数がものすごく高いんです。
実はこれ、思いっきり振らなくても芯に当たればヒットになります。
打撃が苦手な人はそもそも芯にボールが当たっていません。
長打を捨てて脱力ハーフスイングをすれば芯に当たる確率は上がり、ヒットになる打球が増えます。
火の出るレフトオーバーも、緩ーいポテンヒットも同じヒットです。
レフトオーバーが打てないなら真剣にポテンヒット狙っていきましょう!
極端かもしれませんが、極端なくらいでやってみるのがいいんです。
そこからまた新しい糸口が見つかるかもしれません。
是非試してみて見てください!
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