こないだ投手で社会人野球経験者のAさんと飲んでました。
Aさんは昔MAX147㎞を出した剛腕ピッチャーです!
そこでピッチングで何を重視とするかという話になりました。
球速?
コントロール?
Aさんは球質かな?と答えました。
球質って?そんなに大事なの?
今日はそんな話をしてみます!
球質を決める要素とは?
球質って何なんでしょうね。
同じ140㎞のストレートでも球質が変わると印象が全然違います。
球質が良いとボールが浮き上がったり、伸びてきたりします。
始めてAさんとキャッチボールをした時、とんでもなく伸びる球を投げられびっくりしました!
50mくらいの距離をスピードはそこそこなのに、全然失速せずに一直線で胸元に向かってくる球を見て、山なりで返球するのに恥ずかしさすら感じましたw
違う競技をしているようでしたが、それは球質が良かったということでしょうね。
さて、球質を決定する要素として
・回転軸
・スピン量
があると思ます。
回転軸とは?
投球されたボールがスピンする軸と地面との角度を示します。
この軸が地面と平行(垂直?)である方が、ボール後方にマグヌス効果が生まれます。
流体力学的な話になるので正直詳しく説明できないですw
要は空気抵抗が減り、ボールがホップする力が生まれます。
マグヌス効果でホップする球!
浅はかな流体力学を少しw
横から見た図です。
ストレートをオーバースローで投げた時、投球は進行方向に対してバックスピンしながら進んでいきます。
この時気流はこのようにボールを包むように流れます。
そして、バックスピンがかかっていることでボールの進行方向の後方に
空気の渦ができます。
この渦が浮力としてボールを上へ押し上げる力になり、
ホップするボールとなります。
これをマグヌス効果と言います。
マグヌス効果の高い?球は空気抵抗を受けにくいので初速と終速の差が小さく、伸びてくるように見えます。
最速150㎞!みたいな鳴り物入りで入団したピッチャーがプロに入ってからスピードあんまり出ないのは、スピードだけでは打たれるので、スピードより球質を意識した投球をするからだと聞いたことがあります。
さて、話は逸れましたが
もし回転軸が進行方向に対してずれていた場合。
このように浮力が生まれるポイントがずれて、ボールに伝わらずホップする力は弱くなります。
しっかり勉強したわけではないので浅いですけど、こういう感じかと思います。
スピン量とは?
読んで字のごとく、ピッチャーの手から離れてからキャッチャーの届くまで何回転したか。
この量が多いほどマグヌス効果は大きくなります。
スピン量を多くするにはコツがいるみたいです。
腕の振り方うんぬんもありますが、それは一回置いといて。
Aさん曰く、
硬球は下に叩きつけるようにつぶすイメージ
軟球は前へ押し出すようなイメージで投げるとスピンがかかりやすいみたいです。
まとめ
いいストレートというのはただスピードが速いだけではありません。
良い球質のストレートが本当に打ちにくい球だと思います。
球質をよくするためには、
進行方向に対してきれいな回転軸かつスピン量の多い球を投げることが大切です。
また練習方法とかいろいろ聞いておきます♪
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