人間には利き腕があるように利き目というものがあります。
しかし野球においては右打者左打者は利き腕や利き目を考慮せずに有利だからと小さいころに強制されている可能性があります。
そうなると打席に立った時にボールが見えにくい等の問題が出てきます。
利き目とは?
人間には利き目があります。
利き腕や利き足があるように利き目というものがあるんです。
何かを目で追う時利き目を主体に見て、利き目でない方は補佐的な働きをします。
野球で言うと、ボールは空間を移動してきますのでどの位置にボールがありどのくらいのスピードで近づいてきているという空間認知能力が必要になります。
この空間認知において利き目でボールを追う方が確実にボールを捉える事ができるということです。視力云々ではないんです。
しかし打者がバッターボックスに立った時、利き目がどこにある方がボールを捉える事ができるのでしょうか?
その前に自分の利き目が右目なのか左目なのかを判断する方法について紹介します。
あなたの利き目はどっち??利き目の調べ方
利き目がどっちかというのを判断するテストがあります。
まず5m程離れた場所にあるもの(ターゲット)を見て下さい。
そこに手で三角を作りその中にターゲットを入れるように両目で見て下さい。
その状態で動かずに片目ずつ閉じてみると、片方はそのまま、もう片方は三角からターゲットがずれて見えているかと思います。
片目で見ても見え方が変わらない方が利き目、三角からはみ出た方が利き目ではない方になります。
利き目
利き目じゃない
ぼくの場合は右が見え方が同じなので右目が利き目になります。
ちなみに利き目を変えるのは非常に難しく面倒なためおすすめしません。
自分の利き目を上手いこと活かすように工夫しましょう。
打者と利き目
バッタボックスに立ち、投手と対峙した時利き目でボールを見る方が良く見えます。
しかし右打者の右目は後ろ側にあり見にくいんです。
左打者の右目は前にあり、見やすいんです。
打席が変わると見えやすさが変わるのはそういうことです。※右利き目の場合
さて多くの人が利き目を考えず右打ち、左打ちになっていると思います。
しかし利き目でボールを捉える方がボールの正しい位置を把握しやすいのも事実。
どうすればいいでしょうか?
ボールを目で捉えるのはだいぶ先のほう
そもそも打者はどの位置でボールを捉えているのでしょうか?
ピッチャーがボールをリリースしてからミットに収まるまで0.5秒前後です。
この0.5秒の間にコース、球種、打つか見逃すかといったことを判断します。
というか0.5秒では遅いです。ミットに収まった後ですから。
0.5秒のうち、ボールを見て打つと判断し、スイングを始めて振り遅れないポイントでバットがボールを捉えて初めてヒットになります。
ということは0.5秒のうち半分くらいはスイングを始めていることになるのでボールがリリースされてすぐ0.25~0.3秒後くらいには見極めないといけません。
ピッチャーからホームベースまで18.44ⅿのうち前半、バッターボックスのずーっと前で見極めていることになります。
ずーっと前で見極めているのに利き目が後ろだったら見にくいですよね。
構え~初動で効き目を見やすい位置に
右打ち×左利き目
左打ち×右利き目
の人は前に利き目があるのでいいんです。そのまま普通に構えれば見やすいです。
しかし
右打ち×右利き目
左打ち×左利き目
の人は利き目が後ろなんで見にくいんです。
利き目を前に出しましょう。
どうすればいいか?
オープンスタンスにするか、上体を少しピッチャーに正対するような形で構えてみて下さい。
視野が移動し、利き目でボールの軌道を捉えやすくなります。
それぞれ見やすい位置、構え方はあると思いますのでバッティングセンター等で試してみて下さい。
要は利き目で見やすいポジションを作るということが大切ということです!
まとめ
人間には利き腕、利き足があるように利き目というものもあります。
利き目を主軸にものを捉え、利き目でない方は補佐的な役割になります。
野球、特にバッティングにおいては利き目でボールの軌道を見る方が正しい判断やボールの正確な位置を把握できますので利き目で見れるように構えを作って下さい。
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