米国の独立リーグで今季の後半戦から新規則が導入されることになりました。
それは一塁盗塁という新ルールです。
この一塁盗塁が常識となると野球は大きく変わることになります。
プロ野球は、草野球はいったいどういう変化が起きるのでしょうか?
新規則 一塁盗塁とは?
アメリカの独立リーグアトランティック・リーグで新しいルールが導入されました。
それは一塁盗塁というルールです。
これまで長く野球を続けてきた人には違和感のある言葉ですね。
普通は盗塁と言えば一塁から二塁への二盗、二塁から三塁への三盗、三塁から本塁へのホームスチールで、ピッチャーがモーションに入った後に次の塁に向かって走るというのが基本形です。
しかし一塁盗塁はキャッチャーが後逸したら一塁に走っていいというルールです。
よく似たルールとして振り逃げがありました。
振り逃げは打者がツーストライクに追い込まれて最後の球がストライクで通常三振になるところが、捕手が後逸した時のみ一塁に走る権利があるというものです。
振り逃げと一盗との大きな違いはカウント関係なしで捕手が後逸したら一塁に走ってもいいということです。
実際7月13日、サザン・メリーランド・ブルー・クラブズのトニー・トーマス選手がプロ野球史上初の一塁盗塁を記録しています。
これはピッチャー、キャッチャーからしたらたまったもんじゃないですね。
このルールが適応されると野球が大きく変わってくるでしょう。
ではどのように変わるのでしょうか?
左打者、俊足の打者がさらに有利になる
言うまでもなく一塁に近い左打者、足の速い打者が有利になります。
振り逃げだろうが一盗だろうが出塁できるバッターは優秀です。
右の鈍足より左の俊足の方がこれまでより出塁率があがります。
どんどん左打者の需要が増えていきますね。
配球が変わる
このルールが適応すると間違いなく配球が変わります。
フォークボールやスプリットのような落ちる球種が投げにくくなります。
手前でワンバウンドされると捕手は捕球しにくいですし後逸する確率は高くなります。
キャッチャーとしてはブロッキングの技術もこれまで以上に問われるようになり、ピッチャーも空振りが取れる必殺変化球よりも打たせて捕る投球ができる方が有利になります。
MLBやNPBへの導入は??
今のところMLBや二本のNPBへの導入は発表されていません。
米独立リーグでテスト的に行われ問題がなければ徐々に拡散していく可能性はあります。
この一塁盗塁と同時期に米独立リーグではロボット審判も導入されており、今後の野球の進化が期待されます。
ロボット審判って斬新ですね。
『ストライク』
ってメカメカしい声で言うんですかねw
まあいずれにせよすぐに導入されることは無いとは思いますが、いつかは日本にも入ってくる可能性は大いにあり得ます。
草野球界への導入は?
日本に入ってきたら草野球界にも導入される可能性はありますね。
コリジョンなんかもすぐに導入されましたし。
そうなってくると草野球界は大いに荒れますねw
もちろんバッテリーがしっかりしているチームなら問題はありませんが、草野球はレベルも色々ですからね。
特にピッチャー、キャッチャーの整っていないチームなんかは地獄です。
一塁盗塁の嵐みたいな。
だとしたら草野球めちゃくちゃ面白くなくなる可能性もありますね…
みんなピッチャーやキャッチャーやりたくないって言うようになるんじゃないでしょうか。
まあレベルにもよりますが。
ぼく個人的な意見としては今のままの方がいいかな~って思います。
少年野球も大変になりそうですね~。
まとめ
米独立リーグアトランテイック・リーグで今季後半戦より新ルール『一塁盗塁』が導入されました。
すでに7月13日サザン・メリーランド・ブルー・クラブズのトニー・トーマス選手がプロ野球史上初の一塁盗塁を記録しています。
この一塁盗塁はこれまででいう振り逃げによく似ていますが、違う点はどのカウントでも捕手が後逸したら一塁に走ることができるという点です。
これにより、左の俊足打者の出塁率が上がったり、落ちる球を配球しにくくなる等野球の常識が変わっていきそうです。
MLBもNPBも導入に関してはまだわかりませんが、導入されるとなると草野球界にも導入される可能性はあります。
そうなってくるとキャッチャーは本当にしんどくなります。
レベルの高くないチームでは一塁盗塁の嵐になるなど、試合にならないようなケースもあるかと思います。
今後の動向に注目ですね。
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