ローリングスさんのコンポジットバットの新作『ハイパーマッハエアー』についてです。
ハイパーマッハと言えば軟式野球界ではかなりの人気バットですが、前作ハイパーマッハ3と比べて何が違うのでしょうか?
おすすめポイントについても調べていきたいと思います。
ローリングス ハイパーマッハとは?
ハイパーマッハといえばローリングスさんのコンポジットバットで有名です。
これまでになかった短距離打者向けのバットというコンセプトがウケて、一躍人気を集めましたね。
基本的には軽くて扱いやすく、体が大きくない人でも間を抜く打球を打てるように打球速度が速くなるように設計されています。
ぼくも使った事はありますが、打球の食いつきが良く、打球速度はめちゃくちゃ速いと感じました。
ちなみにハイパーマッハでは物足りない中距離打者にはハイパーマッチョというバットもあります。
2020最新作 ハイパーマッハエアー
ハイパーマッハエアーは従来のハイパーマッハの進化版とも言えるバットです。
コンセプトとしては、中~上級者向きとされており、これまでの扱いやすさに加えて飛距離も出せるというハイブリッドなバットになっています。
しかしこれまでよりやや重くなっているので(とは言え普通の軟式バットレベル)、扱いやすさの面では難しくなるのかもしれませんね。
それではハイパーマッハエアーの秘密について見ていきましょう!
打球内部 AIR POCKET構造
これが目玉とも言える機能です。
打球部弾性体内側に空洞を設け、チタンハイブリッドチューブを内蔵することで
弾性体、ハイパーチタン、100%カーボンの三層から成る
打球部全体のたわみを最大限に引き出し、ボールを強く押し返す。
内部に空洞を設けることで、より強力にトランポリンのようにたわませることができるということです。
これによりハイパーマッハ3より打球速度が4%も上がります。
4%!
上がりすぎですね。
チタンハイブリッドチューブ
ハイパーチタン + カーボンハイブリットチューブ
他のチタン材と強度は同じながら、
弾力性が25%高いBチタン合金と、
航空機や宇宙船に使用する100%カーボン材を使い、
たわみ復元速度を 最大限にした打球部が実現。
ボールの変形を 少なくすると同時に、
よりスピードに乗った打球を生む。
※一般モデルのみ
たわみから復元する力を最大限にすることでバネのように跳ね返ってきます。
ボールの変形を少なくするというのはビヨンドの原理と似ていますね。
変形に使われるエネルギーを移動エネルギーに変換するようなイメージでしょうか?
弾性体高度UP
弾性体硬度を新軟式ボールと
同等にすることで反発向上。
テーパー部の素材がM球の硬さと同じになっています。
どちらかが柔らかかったり硬かったりすると、力が分散されてパワーロスになります。
それを最小限にするためボールと同等の硬さになっています。
テーパー部のしなり
ハイパーマッハ 3のテーパー構造を受け継ぎ
しなることによりインパクトまでの
スイングの加速がさらに強い打球を生む。
しなり大切ですね!
ハイパーマッハ3でもありましたが、しなることでスイングスピードは上がるそうです。
こういったテーパー部だけ素材が違う構造のバットって他のメーカーさんでも多いですよね!
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どんな人におすすめ?
これまでのハイパーマッハは体が小さい人や、ビヨンド等ウレタン系のコンポジットバットの打感が苦手な人におすすめでした。
しかし今回のハイパーマッハエアーは飛距離もカバーできているので、ビヨンドマックス等飛距離を求める層にも需要があります。
単純にビヨンド系の打感が嫌いだけど、飛距離も飛ばしたい人におすすめかと思います。
どちらの方が飛ぶかは比較してませんのでわかりませんが、結構いい勝負しそうな気がします。
ちなみにスペックは二種類で
ブラックがトップバランス
83㎝ 710g
84㎝ 720g
85㎝ 730g
ホワイトがミドルバランス
83㎝ 700g
84㎝ 710g
85㎝ 720g
となっています。
少年用(Jr用)は
ロイヤルがトップバランス
76㎝ 550g
78㎝ 560g
80㎝ 570g
レッドはミドルバランス
74㎝ 530g
76㎝ 540g
78㎝ 550g
80㎝ 560g
となっています。
まとめ
ローリングスさんのハイパーマッハの2020年新作『ハイパーマッハエアー』についてです。
これまでハイパーマッハと言えば軽くて扱いやすい短距離打者向け用のコンポジットバットでしたが、このハイパーマッハエアーは従来の扱いやすさに加え飛距離も出るような構造となっております。
その一番の秘密は打球部のエアーポケットで、これがあるとバットがトランポリンのようにたわみ、打球速度がハイパーマッハの時と比べて4%も上がります。
飛距離が出る分従来のハイパーマッハよりやや重いので、使い手を選ぶかもしれませんが、それでも一般的なバットの重量と同じくらいです。
気になる人は要チェックですね!
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