雨の日に野球をすると様々な悪影響があります。
しかし、雨に慣れていないといつも通りのプレーができずにエラーやファーボールが重なり敗戦なんていうこともあり得ます。
相手チームも同条件なので雨を味方につけたチームが圧倒的に有利です。
雨の日の試合で起こる悪影響
先日こういったツイートをしました。
ちょっと雨が降ってますね〜…
軽い雨でも試合したほうがいいです。
雨の日の試合の練習になります。
これをしていないと雨だった時に急にパフォーマンスが落ちます。
滑るボールに対応できないと不利です。
雨の中やるのに慣れるのも大事なんです。
だから中止にならないでくれ!!
— まこと兄やん@野球通信 (@makoto_bb721) August 31, 2019
これについて深堀りしていきたいと思います。
そもそも雨の日に野球をするとどういったことが起こるのでしょうか?
野球というスポーツは必ず強いチームが勝つわけではありません。
試合中にどれだけ自分のプレーをできるかが一つのキーポイントになってくるわけです。
相手も同じ条件なので、雨を味方にできたチームが有利になってきます。
そういったことを踏まえて見ていきましょう。
ボールが滑る
まず滑る!これが1番ですよね。
ボールが濡れるとスローイングの際に滑ります。
細かいコントロールはもちろん、送球エラーにも繋がり、こういったミスが試合の流れを大きく変えてしまいかねません。
特にピッチャーはコントロールが乱れ、四死球を連発なんて展開になってくるとかなり痛いです。
対策としては濡れたボール用に握りを用意しておくことです。
指を広く広げてみたり、深く握ってみたり、場合によってはスライダーを投げた方が安定することもあります。(その場合はちゃんと前もって言っておかないと捕れませんw)
ピッチャーは滑るボールでも安定してストライクが取れる球種を確認しておき、その球種を中心に組み立てていくのもいいですね。
外野手の中継プレイも要注意です。
芝の上にボールが転がるとボールがびちゃびちゃになりますのでかなりの確率で滑ります。
逆に中継プレイが乱れやすいので走者としては常に次の塁を狙う姿勢でいたほうがいいですね。
ボールの弾み方が変わる
地面が雨で湿ったりぬかるんでくるとボールの弾み方が変わります。
乾いている状態より弾まなくなるんですね。
こうなると内野安打が増えたりバントヒットが増えたりして展開が変わります。
外野を越えた打球が思ったより転がって行かないなんてこともありますので、外野手は思い切って攻めた守備をしてもいいでしょう。
内外野手共に守備位置を雨用のものに調整する必要があります。
フライが捕りにくい
雨の日のフライは捕りにくいです。
雨雲にボールは視覚的に見えにくく、雨が降っているとフライを見る角度に顔を上げると雨が顔に当たり反射的に目を瞑りそうになります。
少し帽子を目深に被ったほうがいいですね。
雨が打球に当たると打球が伸びなくなりますので、その辺りの計算も微妙です。
経験がないと戸惑います。
集中力が保てない
雨が視野に入るとどうしても気になってしまったり、集中できないことがあります。
特にピッチャー、バッターで神経質な人はそれだけでパフォーマンスが下がります。
気になりだしたらとことん気になってしまうのが人間です。
神経質な人は飛行機の音やセミの鳴き声まで気になる人がいます。
それよりもやっかいなのが雨です。
そういう人はこの状況で普段どおりの精神状態が保てるようになるには同条件で練習しないと難しいでしょうね。
ぬかるんで走れない
試合中盤にもなってくるとグラウンドがぬかるんでくるので走りにくくなってきます。
特に守備位置付近と走路は荒れてきますので、走りにくく足を取られるランナーが増えます。
転けたりすべったりして怪我しないように慎重に走りましょう。
雨の中走ることなんて日常生活ではまずないので、やはりこれも慣れるしかないですね。
慣れるためには雨の日の練習を!
雨の中の試合は普段と違うことがたくさんあり、いつも通りのパフォーマンスが出せない選手が増えます。
野球はそういう要素で勝敗が変わります。
強豪に勝って大金星なんて可能性も出てきます。
そういう意味でも雨を味方にできるとかなり大きいと思いませんか?
しかし実際には雨の中の試合に慣れるしかないんですね。
同条件で練習や試合をすることでコツをつかむしかないです。
グラウンド整備とか大変ですけど、やる価値はあると思います。
雨の日ケア
雨の中の試合は試合の後も普段と違うことが多いです。
例えば雨により体温が低下したり、いつもより疲労しますので風邪ひいたり体調を崩したりしやすいです。
タオルで水分を拭き取り体が冷えすぎないようにケアしてください。
また、グローブやスパイク等の道具も水分や泥が付着していますので、しっかり拭き取りメンテナンスして乾かして下さい。
金属歯のスパイクはサビの原因にもなりますので要注意です。
まとめ
雨の中の試合は普段と違う事が多く、試合の展開が変わってくるので雨に慣れてるチームと慣れてないチームでは雲泥の差です。
ボールが濡れたことによる操作性の低下、グラウンドのぬかるみ等で様々な対策が必要になってきます。
いきなりぶっつけ本番でできるほど簡単なことではないので、雨の中野球をする練習をする必要はあるでしょう。
しかし雨の中の野球は体調面や道具のケアをしっかりしないと後々大変なことになるかもしれませんので気を付けて下さいね。
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