近代野球はトレーニング方法が研究されてとんでもないフィジカルな選手が増えてきました。
筋力トレーニングも適当にやるのではなく、効率的な鍛え方を知るだけでも効果は全然変わってきます。
ということで、野球に必要な速筋の鍛え方についての紹介です。
速筋と遅筋
筋繊維は2種類あります。
太く瞬発力を出せて白い速筋と、細く持久力があり赤い遅筋の2つです。
瞬間的に爆発的な力を必要とするウェイトリフティングのようなスポーツには速筋が、長く持続的に力を発揮するマラソンのようなスポーツには遅筋が必要になります。
この2つの筋肉は同じ筋力トレーニングをするにしても違うアプローチをして違う刺激を与えないと鍛え分けすることができません。
野球に必要な筋肉は?
野球は同じ球技でもサッカーやバスケのようにずーっと走り回るわけではありません。
加えて、ピッチングやバッティングはコンマ数秒に一瞬で爆発力を出す運動をします。
当然必要なのは瞬発力を発揮できる速筋です。
野球選手がサッカー選手やバスケ選手に比べてゴツいのは速筋が発達して筋肥大しているからです。
ただピッチャーだけは百何十球も投げなければならないので持久力がいります。特に下半身の持久力ですね。
ピッチャーが走り込みをするのは下半身の遅筋を鍛えているという意味もあるでしょう。
追い込むレップ数に合わせて負荷を変える
レップ数というのは回数です。
トレーニングをする種目は基本的にもう上がらない限界となるまで追い込みます。
しかしかける負荷によっては可能なレップ数が変わります。
例えば負荷が軽く100回繰り返せるような軽負荷のトレーニングでは遅筋が鍛えられます。
速筋を鍛えるには重い負荷にし、7回〜12回で限界を迎えるような負荷に設定してあげることが必要です。
さらにこれをインターバル1分で3セット行います。
このくらいの負荷に設定するとかなりいい感じにパンプアップして、瞬発力のある速筋が鍛えられます。
もちろん筋肥大も期待できます。
Tシャツの似合う身体にするためには速筋を鍛え、分厚い胸板を作らなければならないということですね。
負荷をかけすぎるとよくない
もっと筋力が欲しいとさらに負荷をかけて7回以外の5回とか3回で限界がくるような重い負荷をかけた場合、筋肥大せずに筋力を上げることができます。
しかし、あまりにも強力な負荷をかけてしまうと怪我をしてしまう可能性が高まりますしおすすめはできません。
かなり熟練されたムキムキマッチョマンが、これ以上身体大きくしたくないけど、もっと強くなりたい願望がある場合のみ行っていい禁断の筋トレです。
良い子はマネしないようにして下さい。
まとめ
筋肉には2種類あります。瞬発力の速筋と持久力の遅筋ですが、野球で必要なのは主に速筋です。
速筋を鍛えるには7回〜12回で限界がくる負荷をかけ、インターバル1分で3セット行うようにすれば効果は絶大になります。
なんとなく筋力トレーニングをしている人はこういったトレーニング方法に切り替えてみてはどうでしょう!
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