先日の試合で対戦したピッチャーが驚きの配球をされていたので紹介したいと思います。
ピッチングって難しいですよね。
その日によって調子がいい球種って変わります。
どの球種を軸として組み立てるかで試合の流れは大きく変わっていくかと思います。
その日によって微妙に変わるフォーム
人間の体って毎日微妙にバランスが違います。
そのため、フォームも同じように見えて微妙に違うんです。
プロ野球選手でもその微妙な違いを調整するために投げ込んでいるわけです。
週に一回の草野球選手が毎回同じフォームで投げられるわけがありません。
先週の試合と全然感覚が違ったり、ストレートが抜ける、引っかかる、変化球が入らない等あるんじゃないでしょうか?
バッティングでももちろんありますが、ピッチャーのそれは試合で致命傷になりかねません。
毎回微妙に違う感覚をどう対処すればいいのでしょうか?
軸になる球種を決めよう
ピッチャーの方はそれぞれ球種があると思います。
ストレート、スライダー、カーブ、フォーク、ツーシーム…
もしかしたらストレートとスライダーのみの人もいるかもしれません。
これらの精度や曲がり幅、曲がるタイミング等をそれぞれしっかり把握し、軸となる変化球を決めましょう。
ストレートが走る日、スライダーがキレる日、ツーシームがいつもより手前で曲がる日…
その日の一番自信のある球を選びましょう。
ストレートがイマイチ思ったところに行かないピッチャーにストレートを軸に投げさせては四球が多くなり、結果失点します。
球数も多くなり守備もダレます。
軸になる球はストレートって誰が決めました?
別にスローカーブを軸にしてもいいんです。
しかし自信があるといってもただ曲がり幅が大きいとかスピードが出るじゃなく、しっかり制球できるというのを優先にしてください。
ある程度いつでもストライクが取れる制球力のあるボールを軸にすることで試合はグッと締まります。
注意点としてはフォークやスプリット等肩や肘に負担の大きな球種は軸にしないことです。
多投すると怪我してしまいます。
変化球ばっかり投げてると打たれる?
いくらストライクが入るからと言ってそればっかり投げてたら打たれるんじゃ?と思いますよね。
まあ打たれます。
打者は狙い球を絞りやすくなりますし、見極められやすくなります。
しかしいくら打たれても失点さえしなければ勝てるのが野球です。
ヒットなんて長打があったとしても2~3本は連続して打たれないと失点にはなりません。
その間に3つアウトを取れば0点です。
しかし四死球が絡むとどうでしょう?
ヒット少なくても結構簡単に失点します。
何より守備のリズムが悪くなりエラーが出たり、攻撃の勢いがつかない等試合の流れが悪くなります。
守っている方はヒットを打たれるのは全然いいので、リズムよく守れる方が大事だったりします。
そういう意味でもその日で一番ストライクを取れる球種を軸に組み立てるのが大事なんですよね。
そもそも草野球人ってなかなか変化球練習できないのでそこまで連打されることも無いかと思います。
審判のストライクゾーンは毎試合違う?
草野球の審判って結構曖昧です。
ストライクゾーンも審判次第では全然違ったりします。
例えばカーブ等上下の変化球を全然ストライクコールしてくれない審判もいます。
アウトコースのスライダーが全部ストライクになる審判もいます。
その日の審判のゾーンや相性を考えて最適な球種を軸にするのがいいでしょう。
県大会で合ったスライダーのみの投手
さて先日県大会で当たった投手がほとんどスライダーのみの投手でした。
残念ながら県大会は負けてしまいました。
しかし昨日と違い、野球を目一杯楽しむことができました。
試合には負けましたが満足しました。
ヒットも打ったしね!
すごく良いチームでしたので、近畿大会でもがんばってもらいたいです。
さぁ、帰ってビールや!
— まこと兄やん@野球ブログ (@makoto_bb721) November 10, 2019
この時の投手です。
投球の8割がスライダー。1割がストレート。1割がフォークと言った割合です。
この中でストライクになるボールはスライダーのみでした。
理由は前日の試合で完投していたからでしょう。
その日のストレートは全て抜けていました。
しかしスライダーの制球は良く、スライダーのみでポンポンストライクを取ってくるスタイルでのピッチングでした。
ストレートとフォークは見せ球としてしか投げておらずほとんどがボールになってました。
こちらもすぐにそのスタイルに気付きストレートは捨ててスライダーを狙っていきましたが、なかなか攻略は難しく敗戦してしまいました。
多分ストレートの割合がもっと増えていればどうなっていたかわかりませんね。
しかし思い切ってストレートは捨てて見せ球としか使わないという大胆な配球が素晴らしく、非常に勉強になりました。
そのチームは近畿大会に出ることになりましたが、きっと活躍されるかと思います。
まとめ
ピッチングは非常に繊細な動作なので、その日その日で微妙な感覚が違ったりします。
その中でその日の自分の球種がどれが良くてどれが悪いのかをしっかり把握することが大事です。
特に一番制球出来る球種を軸に配球を組み立てるとストライク先行で優位に試合を進めることができます。
変化球ばかり投げたとしても四死球がなければ連打されないかぎり失点はせず、失点しなければ負けることもありません。
それよりもストライク先行でリズムよく試合を進める方が大事です。
よかったら一度試してみて下さい!
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