球質ってものすごく重要です。
しかしそれぞれクセがありますので、キレイなストレートを投げれる人って案外少なかったりもします。
球質を改善するのって難しいんですよね。
今回はポリエチレン製のボールを使って球質を改善する方法についてです。
球質とは?なぜ球質が大事なの?
球質って数字に表れないものですが、ものすごく大事です。
球速ばかり目が行きますが、本当に大事なのは球速より球質です。
ピッチャーが投球練習をするのを見て打席に入った後、印象が全然違った経験ありませんか?
- 横から見てめっちゃ速く見えても、打席に立つと打てそうな気がする。
- 横から見てたいしたことなさそうに見えても、打席に立つとめっちゃ速く感じる。
この違いは球質による影響が大きいです。
(フォームや球持ち等色んな要素もありますが。)
では球質とはいったい何なんでしょうか?
主に球質はスピン量と回転軸の角度に影響されます。
スピン量が多くて、回転軸がキレイなストレートは空気抵抗による減速を受けにくく、初速と終速の差の少ない伸びるようなボールになります。
逆に球質の悪いボールはスピン量が少なく回転軸がズレており、空気抵抗を受け減速しやすいため、初速と終速の差が大きな棒球のようなボールになります。
この差が打席に立った時の印象の違いを生み出しているというわけです。
もちろん、ピッチャーだけでなく野手の送球でも同じことが言えます。
伸びるようなボールを投げたいのなら球質を意識して投げることをおすすめします。
ポリエチレン製のボールを投げると?
先日こう言ったツイートをしました。
中学生の時に発泡スチロールでできたボールで遊びました。
グラブの型を付ける用のものです。
しかし、このボールは質量が軽いので空気抵抗をもろに受け、面白いくらいに変化します。
真っ直ぐ投げるために回転軸を意識したり投げ方を改善しました。
こういう遊びから繋がる練習もいいですね。
— まこと兄やん@野球通信 (@makoto_bb721) August 22, 2019
このツイートについてお話していきます。
中学生の時に買った発泡スチロールのボール。
※正確に言うと発泡スチロールではなくポリエチレン製みたいです。
これは主にグローブに挟み型崩れを防ぐためのものかトスバッティング用として売られていたと思います。
しかし、好奇心旺盛なぼくはこれでキャッチボールをして遊びました。
するとめっちゃホップしたり、シュートしたりとありえないくらい変化をしました。
今で言うウィッフルボール?みたいな感じですね。
これが面白くてよく遊んだんですね。
発泡スチロールポリエチレン製のボールは質量があまりにも軽いため空気抵抗をもろに受けます。
そのため通常のボールでは変化が起きないような回転軸のズレが大きな変化となって表れます。
当時のぼくは少しシュート回転だったので、めちゃくちゃシュートしました。
しかし、回転軸のキレイな人は真上にホップするライズボールのようなボールを投げており、これがかっこよかったので投げれるようになるまで練習したところ、球質が改善されてシュート回転がなくなり真っ直ぐ投げれるようになりました。
スピン量は増えたわけではありませんが、回転軸の改善に繋がったわけですね。
回転軸を改善するのって結構難しい作業だと思います。
もし悩んでいる人がいれば試してみてもいいかなと思います。
真っ直ぐ投げるの結構難しいんですよ、これ。
ちなみにトクサンTVでも紹介されてましたね。
遊びの中から成長することもある
野球に限らずですが、遊びの中で何かを掴んで成長することってよくあることなんです。
今回のポリエチレン製のボールで言うと、回転軸の改善以外にも変化球を打つ練習にもなりました。
何せめちゃくちゃ曲がるんで、下手な変化球を打つ練習より難しいんですよね。
ぼくはこのボールで遊びながらカーブやスライダーのような外に逃げる変化球を逆方向に流す感覚を掴みました。
そういう意味では中学の練習の中で1番効果のある練習だったかもしれませんねw
まぁこんな感じで遊びの中にでもコツを掴むヒントや発見が隠されているかもしれません。
特に学生野球なんかでは遊んでいると怒られたりしますが、よく遊びよく考えることで色んなことから学ぶことができます。(亀仙流みたいな感じですね。)
もちろんそれは草野球でも同じだと思います。
おっさんになってもみんなではっちゃけたらいいんです。
そういう環境ぼくは大好きです。
まとめ
ポリエチレン製のボールを使って球質を改善する方法について紹介しました。
球質とは主にスピン量と回転軸の傾きで、これによってボールにかかる空気抵抗の量が変わり、伸びるようなボールになるか垂れる棒球のようなボールになるか分かれます。
ポリエチレン製のボールは質量が軽く空気抵抗をもろに受けるので、通常のボールでは変化しないような回転軸のズレがもろに変化となって表れます。
投げ方を調整し、真上にホップするようなボールが投げることができれば、通常のボールでも真っ直ぐキレイなストレートが投げれるようになります。
こういった遊びの中にも技術向上に繋がるヒントや発見が隠されているかもしれませんので、よく遊び、頭を使ってみると意外と成長のキッカケとなることもあるかもしれません。
よかったら試してみて下さい!
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