野球のボールって怖いですよね。
毎週のように野球をしているぼくもたまに怖い時があります。
しかし怖い怖いと言っていても野球は上手くなりません。
ボールへの恐怖心を克服する練習方法を紹介します。
野球のボールが怖い理由
少年野球をしている子供や初心者のプレーヤーはほぼ間違いなくボールが怖いと感じる事かと思います。
あんな小さなボールがすごいスピードで自分に向かってくるわけです。
軟式球と言えど当たればあざができます。
硬式球だともっと痛いし、当たり所によってはケガをします。
ボールが怖かったり目をつぶるのは人間の本能としては正常な反応です。
もっと言うと少年野球の子供や初心者の方にとってボールが体に当たるということがどのくらい痛いかも未知なので、余計に恐怖に感じてしまいます。
未知な部分を減らしていくことで恐怖心はなくなっていきます。
野球のボールの動き方、当たった時の衝撃等データが揃ってくるとおのずと恐怖心はなくなっていくでしょう。
指導者が少年野球、初心者のプレーヤーに言ってはならない一言
さて野球経験の浅い少年野球の子供や初心者の方はまずボールに慣れることが第一歩です。
野球歴の長い人にとってはなぜできないのか?とイライラするような場面もあるかもしれませんが、ここでかける言葉を間違えると野球そのものを嫌いになってしまいます。
ボールは怖くて当たり前。
指導者はこの考え方は大前提として持っておきましょう。
その上で焦らすような言葉やなぜできない!?と言った感情的な言葉はいりません。
必要なのは成功体験をほめる事。
今のめっっちゃ良いね!
というような言葉を沢山かけてあげることで人間は成功に対しての報酬(快楽ホルモンのドーパミン)をもっと欲しくなりより前向きにボールへの克服に取り組みます。
これは大人も子供も同じです。
バッターボックスでの克服方法
バッターボックスに立つとボールが怖く感じるかと思います。
少し球速の速い投手だと特にそう感じます。
足が震えたりする人もいるでしょう。
そんな打席内での克服方法について考えて行きたいと思います。
グローブを持って打席に入ってみる
さてなぜバッターボックスでボールを怖く感じるのでしょうか?
それは打者としてバッターボックスに立った時は丸腰なんで、避ける以外の回避方法がないからです。
一度グローブを持って投球練習の打席に入ってみてください。
キャッチボールをするより少し速い球が横を通っているだけです。
しばらくグローブを持って打席に入り投球練習をゆっくり観察します。
仮にデッドボールが飛んできても捕球すればいいので、かなり恐怖心はなくなります。
これで打席内での投球の見え方がかなり変わると思います。
避け方を練習する
バッターボックスでボールに恐怖を感じるのはデッドボールが怖いからです。
言い換えるとデッドボールを避けれるかわからないからです。
避けれるかどうか未知なんです。
ということで避ける練習をしましょう。
柔らかいボールを使用し、近くから速球を投げ込み、これを避けます。
避けれる自信があれば恐怖心は半減します。
プロテクターをつける
デッドボールが当たった時に痛くないようにプロテクターをしっかり装着しましょう。
ヘルメットはもちろんですが、エルボーガードもできればつけたいところです。
ぼくも高校の時に肘にデッドボールを食らい、その後恐怖で打席に入れない状態になりました。
恐怖心を拭うためにエルボーガードを着用するようにし、克服することができました。
守られているという安心感が恐怖心をかき消してくれるかもしれませんよ。
【かっこつけ??】軟式にフェイスガードやエルボーガードは必要ない??
守備での克服方法
守備でボールが怖いと感じる時はほぼボールがしっかり見えていない状態でしょう。
腰や目線が高く、視界にボールがしっかり入っていない状態です。
つまりボールがどう飛んでくるのか未知なんです。
この未知な部分をなくすためにボールの動きのデーターを沢山頭に入れると徐々に恐怖心はなくなります。
ゴロの恐怖心克服方法
ゴロは野球の中でも結構怖い方です。
内野手を始めたての頃はぼくも怖かったですね。
ゴロがどのような動きをするのかたくさん捕球していくことでゴロの動きが予測できるようになり、恐怖心はなくなっていきます。
注意しないといけないのは、ノッカーはいきなり色んなゴロを打たないこと。
はじめは本当に簡単な正面のゆるーいゴロから練習することです。
それが慣れたら少し左右に振ってみる。
次は強弱をつけてみる。
といったように徐々にバリエーションを増やしていきます。
フォームも大事ですが、ボールを知りボールに慣れることが最初かと思います。
【練習の極意】上手くなるノック 体で覚える意味のある練習とは??
フライの恐怖心克服方法
フライも少なからず怖いと感じる人はいます。
高く上空に上がったフライは落ちてくるときにはスピードもついていますし、恐怖心が芽生えてもおかしくありません。
さらに目はボールを追いかけながら走りますので目線がぶれたり(ボールがしっかり見えない状態)、前を見ずに走ることへの恐怖心が生まれます。
こういったフライへの恐怖心を取り除くには、やはり同じくフライのデータを収集すべく簡単なフライ練習から繰り返していくことが大事です。
低い正面のフライから高いフライ、左右に振り、最後に前後に振る。
こうやってフライのボールの動きがわかってくると恐怖心はなくなってくるかと思います。
特に後方へのフライって難しいですよね。
まとめ
野球をやる上でボールへの恐怖心はつきものです。
特に少年野球をする子供や初心者のプレーヤーは怖くて当然です。
バッターボックスや守備の際にボールの動きや自分の動き方のデータがなく、未知な領域が多いため恐怖心が生まれます。
簡単な練習や恐怖心がなくなるような工夫をすることでボールに慣れていきます。
いきなり怖くなくなることなんかないので徐々に克服していきましょう!
コメント