人間って意識を変えるだけでパフォーマンスが全然変わります。
例えば野球において新しいフォームを練習する時、新しい変化球を覚える時に何を意識するかで成長速度ってめちゃくちゃ変わります。
特に少年野球をしている小さな子供さんなんかは非常に大事なことですね。
ではどんな意識を持って練習に取り組めば成長速度は上がるのでしょうか?
練習する時に何を意識しているかが重要
さてみなさんは練習をする際に何を意識しますか?
何も意識してなーい!
これでは成長できません。
おそらく誰もが何かしらの課題を持って練習をするかと思います。
- 体を開かない
- タメを作る
- 脱力をする
- 1歩目のスタートを早く切る
と言った自分の苦手な部分、改善したいところを意識していることかと思います。
しかしただ意識するだけではなく、意識の仕方を変えるだけで体の反応は大きく変わり、成長速度はグッと早くなることを知っていますか?
否定的な意識は脳や体を硬直させる
意識の仕方は二種類あります。
肯定的な意識
⇒〇〇をしよう!=肯定語
否定的な意識
⇒〇〇はしないようにしよう!=否定語
意外と否定的な意識を持って練習しようとしている人が多いんです。
例えば
- 体を開かないようにしよう。
- 力まないようにしよう。
- 高めは手を出さないようにしよう。
というような意識で、これらは全て否定語です。
人間の脳は否定的な意識を理解する時に一度その光景をイメージしてからそれを否定します。
つまり高めを打たないようにしようと意識をしていると高めのボールを一度イメージして、これはダメと認識します。
2ステップを踏むわけです。
これでは一瞬のタイムラグが発生し、パフォーマンスが落ちます。
体も一瞬硬直しますので動作も遅くなります。
もちろんこれでは会得したい動きも、改善したいこともなかなか身に付きません。
肯定的な意識すると成長速度は上がる
それでは否定的な意識ではなく、肯定的な意識を持って練習してみてはどうでしょうか?
改善したい動きをそのままイメージして体を動かしますので、ダイレクトに脳に働きかけます。
すると否定的な意識をしていた時よりも体に染みついてくるスピードは断然早くなります。
まさしく最近のぼくがそうで、
手首は返さないようにしたい。
と否定的な意識をしていたためなかなかそれが改善できずにいたところ、アドバイスをいただき意識改善をすることができました。
外から失礼します。
どこのメジャーリーガーかな思いました^_^前足の使い方が良い!!
手首を返したくないとのことですが、脳科学的に否定語を脳は理解できないので、右手を押し込む意識でしてみたらいいんじゃないですかね?
ふと思ったので伝えたかっただけです。
失礼しましたー。— 前田祐二@野球指導系ツイート (@N2BBj58WguVliY1) December 1, 2019
ちなみに前田祐二さんは元プロ野球選手です。
アドバイスありがとうございました!
否定語が頭に入らないという話は自分でも前に記事にしていたことだったのですが、自身ができていないとなると情けなくなりますw
【2:8の法則】チームの人間関係を良くするためには何が必要??
否定的な意識を肯定的な意識に変換することが大切
さてそれでは常に肯定的な意識を持つようにすればいいというわけなんで、否定的な意識を全て肯定的な意識に変換するようにしましょう。
例えば
- 力まない⇒脱力する
- 前に行かない⇒後ろに残す
- 高めは手を出さない⇒低めを狙う
- 手首を返さない⇒押すイメージを持つ
こういった感じでほとんどの否定語は肯定語に言いかえることができます。
ちなみにこれはスポーツだけでなく、教育や誰かに指示をする時にも応用できます。
有名なのは
『廊下は走るな!』を『廊下は歩こう!』に言いかえるだけで廊下を走る人が減ったという話です。
野球で言うと『引っ張るな!』ではなく『流せ!』と言うと引っ張る人が少なくなる…のかもしれませんね。
脳科学って面白いですね!
まとめ
練習する時に何を意識するかで結果は大きく変わります。
人間は否定的な意識は一度肯定的な意識に変換して、それはしちゃダメだと認識するので効果が出にくいです。
一方肯定的な意識は脳にダイレクトに働きかけますので効果が出やすくなります。
否定的な意識は肯定的な意識に変換することで成長速度は上がります。よかったら意識してみて下さい!
コメント