草野球で初めてピッチャーに挑戦し、初めてマウンドに上がる人も多いかと思います。
しかし、そこで驚くのはマウンドに掘られた穴です。
こんなに足広げるの?って思います。
ピッチャーの歩幅って実はものすごく重要なんですよね。
ピッチャーの歩幅何歩がベスト?
草野球で初めてマウンドに上がるとマウンドに掘れた穴に驚きます。
プレートから離れすぎて、足に合わないと感じます。
自分の足って短いのかな〜とか思いますが、大丈夫ですw
これが急造投手が苦戦するポイントの1つです。
踏み込み足の歩幅って何歩分がベストなんでしょうか?
一般的にピッチャーの踏み込み足の歩幅は6歩前後がいいと言われています。
踏み込み足の歩幅が広いとマウンドの傾斜も利用して前への推進力をフル活用することができ、それに加えて下半身を使った投げ方になると言うふうに言われています。
しかし、最近では昔より踏み込み足の歩幅が狭く突っ張り、下半身は沈まない投球フォームのピッチャーも増えてきました。
ちょうどいい歩幅って何歩なの??
歩幅が広ければいいと言うわけではない
踏み込み足の歩幅が広い投手もいれば、踏み込み足の歩幅が狭い投手もいます。
では広ければいいかと言えばそうでもありません。
歩幅が広いと上半身が前に突っ込んでしまい、球速もコントロールも出ないケースがあります。
この場合歩幅を狭くすると上半身が上手く連動し、パフォーマンスが向上する可能性があります。
逆に投手未経験の人が歩幅を広くし、身体全体を使う投げ方に変更することで、開花するパターンもあります。
なぜこういった現象が起こり得るのでしょうか?
身体を鋭く回転できる歩幅は人それぞれ違う
人間の身体の構造は人それぞれ違います。
筋肉の付き方も骨格も重心の位置も違います。
高いパフォーマンスを発揮できる体勢やフォームは全員違います。
つまり歩幅が広い方がいい人と狭い方がいい人がいるということです。
歩幅が狭くステップした方が上半身を鋭く回転できる人もいれば、歩幅が広くステップした方が鋭く回転できる人もいます。
まだ若い学生さんなんかはコーチや監督に
歩幅を広く取れ!
と言われても、それがしっくり来ないならそのフォームは向いてません。
思い切ってこっちの方がやりやすいと訴えるか、無視してやりたいようにやるか、指示に従ってやりにくいフォームでやるか難しいところですよね。
場合によっては試合に出してもらえないかもしれませんし。
しかし将来のことを考えると、自分の身体が高いパフォーマンスを発揮できる動かし方を知っておくのは必要な事です。
色んなフォームを試してみて下さい。
その中でしっくりくるフォームを研究していくのがいいでしょう。
股関節が堅いとそんなに足が開かないんですが…
踏み込み足の歩幅が広い人が狭くする分にはさほど苦労することもないでしょうが、その逆で歩幅が狭い人が広くするのはなかなか大変です。
特に投手未経験の野手が6歩分の歩幅で投球するとなると違和感しか感じません。
おれ股関節堅いからこんなに足開かへんわ!
と思いますよね。
確かに股関節は柔らかいに越したことはありません。
しかし、ピッチャーをする人が全員股関節が柔らかいかと言うとそうではありません。
実は投手を経験したことない人はある偏見があるから踏み込み足の歩幅が狭くなるのです。
歩幅を広く取るには間違った意識を取り除こう!
投球の際に踏み込み足の歩幅が狭く、広く取れない方の多くは踏み込みの際軸足をプレートに付けたままにしています。
しかし、実はほとんどのピッチャーは踏み込んだ際にはすでにプレートに足は掛かってません。
軸足のP革で擦るようにしながら前方に蹴り出しています。
(投手経験者はもっと離れます。)
この違いが踏み込み足の歩幅の大きさの違いになります。
しかしピッチャーを経験した事ない人はそんな事知りません。
もしかしたら小さい時にプレートは踏み込むまで触れておかないとボークになると教わったかもしれません。
(ぼくはそう教わりました…)
この偏見がある限り踏み込み足の歩幅を広くすることは難しく、柔軟体操ばかりするハメになります。
ヒップファーストを心がける!
踏み込み足の歩幅を広く取ろうとするとどうしても前へ前への意識が強くなりすぎます。
すると重心も前に流れ、タメのないフォームになってしまいます。
前方への推進力はもちろん必要ですが、しっかりタメを作らないと爆発力を生むことは難しいです。
ヒップファーストを意識するのを忘れないようにしましょう。
ヒップファーストとは、踏み込みの際にお尻から前に流れる事で体が開かず、上体を残す事でしっかりとタメを作ることができる踏み込み方です。
現ソフトバンクホークスの工藤監督のフォームなんかキレイなヒップファーストでしたね。
これを意識することで、踏み込み足の歩幅を広げても前に流れ、パワーロスする事を防ぐ事ができます。
まとめ
草野球で初めてマウンドに上がったら驚くのはマウンドに掘られた穴の位置です。
こんなに足を広げて投げれないと思うかもしれません。
一般的にピッチャーの踏み込み足の歩幅は6歩前後が理想と言われていますが、1番身体を鋭く回転できる歩幅は人によって違います。
自分に合った踏み込み足の歩幅を知ることが大事です。
踏み込み足を広く取ろうとする時に足が短いとか股関節が堅いと嘆く必要はありません。
軸足でプレートを蹴って前方に踏み込めば意外と歩幅は広く取れます。
この時、ヒップファーストを意識して上体が突っ込まないようにすることが大事です。
よかったら試してみて下さい!
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