プロ野球選手やメジャーの選手でトップハンドの親指に輪っかのようなプレートのようなものをはめているのをよく見かけますよね。
あれはプロヒッターというアイテムなんです。
結果を残してきた選手の多くがこのプロヒッターを使用していますが、その効果はどういったものなんでしょうか?
プロヒッターとは?
プロヒッターはバッティングを補助するアイテムです。
トップハンドの親指に装着します。
本来の目的は打撃時に差し込まれたり詰まったりすると受ける手への衝撃を緩和するために作られたダイレクトプロテクトというものだったそうです。
球速やスイングスピードが上がると詰まるだけでかなりの衝撃を受け、場合によってはケガをすることもありますからね。
しかし、プロヒッターは衝撃吸収以外の思わぬ副産物を生み出してくれました。
それは正しいバットの握り方ができるようになるということです。
これについてすこし考察していきたいと思います。
バットの正しい握り方とは?
バットの握り方は主に2種類あります。
手のひらで握るパームグリップと第二関節辺りで握るフィンガーグリップです。
これは好みなんで正しい握り方がどっちというのはないのかなと言うのがぼくの正直な意見なんですが、パームグリップをフィンガーグリップに矯正しようとするととんでもなく違和感があり、しっかりバットを振れない場合があります。
ぼくもフィンガーグリップにチャレンジしようとしたこともありますが、最初は違和感で思ったようなスイングができませんでした。
親指辺りにできる隙間がどうしても気になってしまうんですよね。
まあその隙間がスイングスピードを高めたりバットコントロールを向上させると言われているんですけどね。
体にはバランスがあるのでパームグリップ向きの人とフィンガーグリップ向きの人がいます。
自分に合った握り方をするのがいいというのがぼくの意見ではあります。
世間ではフィンガーグリップが推奨されている
しかし昨今の野球界ではフィンガーグリップが推奨されているように思えます。
フィンガーグリップの方が脱力ができ、グリップの遊びが細かいバットコントロールやスイングスピードの加速に一役買ってくれるという説もあります。
エンジェルスのプホルス選手もフィンガーグリップを推奨し、矯正するためのアイテムなんかもあったりするんですよね。
とまぁ、フィンガーグリップは合う合わないはあるでしょうが試してみる価値はあるはずです。
しかし、握ると違和感がありちゃんとスイングできない…
ここでプロヒッターの登場です!
プロヒッターをつけるとフィンガーグリップになる
プロヒッターは親指に付けて手にかかる衝撃を緩和するアイテムですが、その厚みから装着するとパームグリップができなくなり、強制的にフィンガーグリップになります。
ファンタスティック!
これならフィンガーグリップにした時の遊びというか、隙間を埋めてくれるので不安定な感じを無視して思いっ切りスイングすることができるというわけですね!
少し借りて試したことありますが、最初のうちは違和感がありましたが徐々に慣れてきます。
いや、これは素晴らしいですよ。
プロの選手がこぞって使うわけです。
多くの一流選手はこのプロヒッターを使用していますが、もはや衝撃吸収の意味で使っている選手がいるのか疑問なくらいです。
というくらいフィンガーグリップを自然にさせてくれる効果は大きいのかもしれません。
どっちにつけるの?
つけるのはトップハンド(キャッチャー側の手)の親指です。
諸説ありますが、両手共にフィンガーグリップで握る人もいればボトムハンドはパームグリップ、トップハンドはフィンガーグリップのようにハイブリッドで握る人もいます。
パワーとコントロールを両立するならハイブリッドで握るのが良さそうな感じはしますね。
ということでトップハンドの親指につけるのが正解です。
まとめ
NPBやMLBの選手がトップハンドの親指に付けている輪っかのようなものの正体はプロヒッターというバッティング向上アイテムです。
もともとはインパクトの瞬間に手にかかる衝撃を緩和するために作られたものだったんですが、正しい握り方ができるという副産物を生み出しました。
バットと親指付近にプロヒッターを挟むことで、フィンガーグリップをする際にできる隙間を埋めてくれます。
これにより違和感無くスイングすることができます。
フィンガーグリップはグリップの際の遊びを利用してスイングスピードやバットコントロールの向上等の効果がありますので、合う人は試す価値があると思います。
というわけでプロヒッターの紹介でした。
値段も安いので試してみて下さいね!
コメント
毎回楽しみにブログを見ています!
1つ疑問なのですが、ボトムハンドってピッチャー側の手の事じゃないんですか?
キャッチャー側の手(上の手)だからトップハンドが正しいのでは無いでしょうか。
失礼しました。
コメントありがとうございます。
こういったことを言っていただけると感激しますし、大変励みになります。
ご指摘の通り、完全に逆で書いておりました。
すぐに訂正させていただきました。
ご指摘ありがとうございます!
これからもよろしくお願いいたします!