野球のグローブは個性が出ますね。
特にオーダーグローブを作る際にはそのカラーリングに悩むかと思います。
革は生き物なので同じ革でも使って行くうちに全然違う雰囲気が出てきます。
色が違うと印象は全然変わります。
グローブの革は生きている
グローブは基本的に牛革でできています。
いいものだと品質の高い仔牛の革なんかを使っていますので、キメも細かく非常に上質です。
革製品が好きな人はわかると思いますが、革は丁寧に手入れして使い込むともの凄く渋い感じに育ちます。
個人的にこの状態を仕上がった状態と呼んでますw
ツヤがあってしっとりした状態です。
逆に全然手入れをせずに乾燥したパッサパサの状態を砂漠状態と呼んでます。
この二つ同じグローブなんです。
手入れした前と後の違いです。
しっかり手入れすると一瞬でこんなにも印象が変わるんです。
艶が全然違いますよね。
しっかり手入れしていれば革も長持ちしますし、弾きも全然違います。
昨今のグローブは各メーカーで色んなカラーが発売されていますが、カラーによって仕上がり方が違います。
今からグローブを買おうかと思っている人、オーダーしようと思っている人は、どんな色のグローブを仕上げるかというのも考えてみてはどうでしょう?
色んなカラーのグローブを見てみよう!
それでは色んなグローブを比較していきましょう。
新品ではわからない経年劣化による色あせ具合や色の変化等を見てどんなグローブを買うのか考えてみましょう。
ちなみにメーカーや革の種類、メンテナンスの頻度によって誤差は出ますのでご了承ください。
ツヤが出やすいシンプルブラック
やはり人気は王道ブラック。
艶が一番出やすいカラーです。
漆黒の黒が醸し出す艶は、横浜の夜景とタキシードを彷彿します。
黒は非常に艶やかでかっこいいですが、黒一色だと物足りなくなります。
本体が黒ベースでも革紐やハミダシで色を外して遊んじゃってもオシャレです♪
赤やタンの紐と相性がいいです。
黒の革はしっかりメンテナンスしていれば色落ちも目立ちません。
明るいイエロー
黒土に生える黄色。
艶は分かりにくいけど、革の渋さが際立つカラーです。
黄色は色落ちしやすいです。
色落ちするとかなり薄い印象になります。
また汚れも目立つのでメンテナンスが必須です。
そういう意味でも少し扱いが難しい色でもありますね。
上手そうに見えるオレンジ
オレンジ色の革は大切に育てると赤に近い仕上がりになります。
非常に人気でおすすめですが、オレンジを使っている人は多いです。
ただ個人的には上手な人はオレンジ系を使っている印象が強いですね。
濃いオレンジ、薄いオレンジ等種類は豊富なんで好みに合わせてコーディネートしてください。
濃い⇒薄いの順に
オレンジ色も少し色落ちがしやすい印象です。
久保田スラッガーさんのオレンジは良く色落ちしているものを見ます。
色落ちも込みでオレンジの良さって感じでもありますね。
色んな色に相性が良いのでオーダーのベースにも差し色にも使われます。
素材を楽しむナチュラル
革っぽさ楽しむナチュラル。
茶系も色々あります。濃いブラウンから、薄めのタン、更に薄いナチュラル。
革の仕上がりが一番わかりやすい色です。
濃い順に
ナチュラルってかなり幅広いです。
黄色やオレンジのような色もナチュラルに分類されたりします。
まあ色の名前なんてなんでもいいですね。
どんな色にしたいかが重要です。
あまり色落ちもしにくいイメージです。
ちょっと難しいホワイト
白の革は難しいです。
汚れが目立つので手入れが大変ですが、その分いい感じに渋くなります。
オーダーで選ばれやすいのが白です。
汚れが目立ちますが差し色として入れてもベースカラーにしても合わせやすいです。
補給面は汚れが目立つのであまりおすすめしませんが、しっかりメンテナンスできるなら問題無いと思います。
配色は何色くらいがかっこいい?
好きな色何色も詰め込んじゃうと一見かっこいいですが、革の仕上がりと言う視点ではわかりにくいです。
でもオーダーする時はたくさん詰め込んじゃいたくもなります。
革紐も含めて2~3色くらいで組み合わせてまとめることができればまとまりのあるデザインと言えるでしょう。
ベースを黒等落ち着いた色にするなら紐は派手な色にして、ベースを派手な色にするなら紐は黒やタンにするとバランスが取れると思います。
バランスが大事ですね。
色落ちしやすい色は?
よくあるカラーの中では黄色が色落ちしやすいイメージです。
これ以外の色で各メーカーによって違いますが、グリーン、ネイビー、水色、ピンク等特徴的な色がありますが、こう言ったカラーは色落ちしやすい印象です。
オーダーする時はこういう色使いたくもなりますが、要注意です。
メンテナンス大事ですよ!
まとめ
グローブは革製品なので新品の物と使い込んだものでは印象が全然違います。
また手入れをするかしないかでも革の状態や色は大きく変化していきます。
艶や色落ち等しっかり意識して磨けばそれだけでものすごくかっこいいグローブに仕上がります。
お気に入りのグローブをどう育てていくか考えているだけでも楽しいものです♪
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